「前の車遅い・運転下手・ブレーキよく踏む」と煽る前に それにも理由がある件

一般道や高速道路を運転していて、前の車の運転が下手だと思った事はないだろうか。実際にシニア等が乗っていて本当に運転が下手な事もあるのだが、運転のうまそうな若者が乗っていてもそう感じるケースがあるかもしれない。
例えば速度が遅い、流れに乗っていない、やたらと車間が開いている、カーブ等に対する反応が遅い、ブレーキをよく踏むなどといった具合だ。
一般道でも線形のいい道路や、高速道路でこのような車を見かけた場合は、いわゆる自動運転を行っている可能性が高い。実際はACC/LKASというのだが、車が前の車との車間を自動で空けて、そして車線を自動で読み取って運転する仕組みだ。まだ普及率も低く、ACCは5割、LKASは3割程度の普及率というが、最近は軽でも搭載車が増えてきている。実際に私は2017年から搭載車で運転しガンガン使いまくっている。
自動運転はメーカーの責任追及を防ぐため、やたらと保守的な運転をする傾向にある。車間は普通の運転に比べて倍近く開けるし、スピード追従も少し遅め、そしてちょっと減速するだけですぐブレーキライトが点灯するという仕組みだ。万が一事故が起きてメーカーの責任が問われないようにする為そういう設計にしており、あえて運転下手を演出しているのである。
また速度が遅いという点についても、一つは車両性能が車によって異なり200馬力の車もあれば80馬力や64馬力の車もある訳でそこはお互いが理解し合わなければならない。もう一つはドライバーによる最高速度設定が遅れているという点が挙げられるかもしれない。システムは指定した最高速度の範囲内で追従するが、例えば80km/hから100km/hになった区間において、ドライバーがシステムに対して上げる指示を出すのを忘れていたら当然100区間であっても80で走り続ける事になるだろう。これに対して後続車はイラッとして煽るのかもしれないが、決してドライバーが下手な運転をしているわけではなく、単純にドライバーの指定ミスと言うだけに過ぎない。この車運転が下手だなと思う人は、レンタカーでACC/LKAS搭載車に乗って自分で実際に試してみてもらいたい。搭載車に乗って運転しているドライバーの気持ちが分かるはずだ。