10代には分からない?壁に設置された謎のスペースの正体とは

「壁に設置された謎のスペース」などというタイトルで定期的にバズる事が多いこの話。例えば下のような場所である。空港やホテル、ビルなどで「パッキングエリア」「荷物置き場」などと形を変えられている事が多いが、これは一体何なのだろうか。

割と頑丈なステンレスの台、そして下には一応コンセントが通っている(客には開放していないが)という点にも注目して欲しい。そう、もともと公衆電話があった場所なのだ。公衆電話は昭和時代は何十台、何百台と使われていたが、最近は携帯電話の普及で使う人が激減。今の10代は使い方すら知らないという人が大多数である。公衆電話本体やハローページなど重い物を置けるようにステンレスや木材の頑丈な台になっている事が多い。公衆電話の設置自体はNTTが代行しており、もちろん電気代や清掃費は全額NTT負担で、通話料収入は一旦全額運営者が得る事ができるが、その後経費をNTTに支払う。通話代や手数料など維持費の負担を差し引いた物が運営者の収入となる。すなわち、公衆電話の利用が少ないと設置者は赤字となり撤退するのは当然の事だろう。厳密には公衆電話には第一種と第二種があり、空港やホテル、ビル等に設置されているのは第二種、街中に設置されているのは基本的に第一種だ。第一種は市街地では500m四方に一台、そうでない場所では1km四方に一台設置しなければならない。NTTとしても第二種はガンガン削減できるが、第一種は災害時の利活用という観点からも簡単に削減できないようである。ぶち壊せばいいじゃないかという意見もあるかもしれないが、将来的に復活するかもしれないという事も念頭に置き、いつでも復旧できるようにしているのだろう。