吉野家HD150店舗閉店へ コロナで相次ぐ飲食閉店歯止め掛からず

牛丼チェーン大手の吉野家が7月28日、グループ店舗の「はなまるうどん」等を含めて150店舗を閉店すると発表した。常に店舗数を増やしてきた牛丼業界にとって、大量閉店というのは衝撃のニュースだ。ネット上では驚きの声が上がっているようだが、飲食業というのは基本的には「来て食べてもらう」というのが基本的な営業形態なのだから、客が来ない以上は閉めるしかないだろう。
最近飲食業はテイクアウトにも力を入れているが、そもそも論としてテイクアウトするにも家から出なければいけない。各都道府県で不必要な外出をしないように言われている中で、わざわざテイクアウトに行く人は少ないだろう。ピザ屋みたいに配達主体に転換すれば生き残れない事もないが、大量のバイクが必要だ。それから都市部では殆どテレワークがデフォルトになり、通常勤務に戻さないという企業も出てきつつある。そうなればサラリーマンが朝食・昼食・夕食と使ってきた外食店に行かない事を意味する訳で、近くのコンビニでいいや、となってしまえばそれまでである。サラリーマンの次に食べてくれそうな客といえば大学生だが、大学も春学期は殆どオンライン授業が続いている。
吉野家に限らず、国が飲食店の売り上げを補償する新たな給付金制度を創設するなど、税金を投入しなければあらゆる飲食店がバタバタ倒れていく時代になるのは言うまでもない。