飛行機「保安検査」「通信不可」本当に必要? 時代に合わせて再検討すべき

飛行機は新幹線に比べて圧倒的な速さを誇るが、規制が厳しく使い勝手が悪くなんだかんだ拘束時間自体は新幹線と変わらないという理論もある。それは空港での荷物検査の時間や出発までの待ち時間が長いからだ。たかが1時間、2時間のフライトなのにポケットの中身全部出せ、パソコン出せ、スマホ出せ、あれはダメだ、これはダメだ、没収などと言われたら旅の気分も暗くなるだろう。またどれが引っ掛かるか、どれが引っ掛からないかを前日のうちに整理するという作業も非常に面倒で、当日引っ掛からないかヒヤヒヤしながら空港に行くのもあまり良い気分ではない。

国交省及び航空会社は以下の規制緩和を検討すべきである。
1.保安検査を実施しない例外規定
例えば、以下の条件に全て合致する客は、完全に保安検査を実施せずに素通りできるような例外規定があってもいいと考える。
・国内線(飛行時間が短く安全性が担保できる)
・既にネット予約で運賃全額クレジットカードで支払われている事(当日購入、現金購入は不可)
・当日身分証明書を提示する事
PJでは信用があるから保安検査を実施していないのであれば、同様に国内線も信用がある客には実施しないというロジックは可能なはずだ。クレジットカードで支払った取引のみを対象にすれば身分証明され、さらに当日身分証明書を提示すれば犯罪への抑止力になるだろう。

2.通信不可規定の再検討
以前は地上走行~着陸時は全ての電子機器使用不可、現在は地上走行~着陸時の電波を発する電子機器は使用不可との事だが、第一段階として範囲を離着陸時のみに緩和、続いて規定の撤廃を目指すべきだ。LTE電波自体が飛行に与える影響はほとんどない。コックピット内に入れば影響があるかもしれないが客が入る事はまずないので影響は皆無だ。携帯電波の影響で飛行機の操縦に影響を与えたとか墜落したという報道は一件もない。航空会社も飛行機内でWi-Fi電波を飛ばしており形骸化している決まりである。よって、離着陸時の電波を発する全ての電子機器の使用及び全ての電子機器の通話・通信も許可すべきである。こちらは緩和傾向にあるので緩和しても問題ないだろう。むしろ非常事態発生時に役に立つ可能性が高い。

3.機内ビデオの廃止
機内ビデオは飛行機に乗り込むと強制的に流されるビデオであるが、何回も乗っている人からすれば何回も説明されなくても分かると思う人も多いに違いない。一方で、初めて乗る人は必要だという人もいるだろう。以前は堅苦しい機内ビデオだったが、最近はバラエティに富んだ物になりつつある。航空会社もつまらないビデオをいかに面白くするかに必死である。前述したようにビデオについては見たいという人と見たくないという人が賛否両論であるのが現実だ。航空会社がYouTube等で公開し、必要な人はチェックイン窓口で視聴させる、あるいは搭乗前に各自のスマホで見ておくようにすればよいだろう。

4.アナウンス割り込みの禁止
機内にはヘッドホンを挿すと音楽やラジオが流れる機内ラジオが付いているが、この機内ラジオはアナウンスが入るとアナウンス優先になりせっかく聴いていた音楽が止まってしまう。しかし、各自でスマホやiPod等で聞いている人はアナウンスに関係なく聞く事ができ形骸化している。そのため、飛行に関わる重要なアナウンスでない限り、機内放送におけるアナウンスの割り込みを一切禁止すべきである。

航空機の運航は航空法で厳しく制限されており、どの会社のどの飛行機に乗っても厳しい品質は担保されている。あとは会社ごとのサービスの違いが価格に出ているだけであり、サービス競争に突入しているが航空法で縛りがある為どの機材を使うか、あるいは機内ビデオをどうするか程度でしか差を出す事ができず、その競争にも限界がある。最終的には新幹線と比較される訳で、新幹線とのサービスの差を縮める為にも飛行機に課されている各種制限を緩和する方向で議論する事が重要なのではないだろうか。