普通席も全席モニター完備 全席電源やテレビも JAL国内線エアバスA350に驚愕

先日JALの羽田~那覇に乗ったが、遂に国内線の飛行機もここまで進化した、とビックリせざるを得ない。なんと普通席なのに全席モニター、全席電源が完備されていたのだ。海外では全席モニターは当たり前になっていたが、大手二社の国内線投入時はいつも仕様がグレードダウンされ普通席で全席モニターになる事は絶対に無かった。しかし新幹線との競争やLCC台頭、スマホ時代という観点、映像のニーズが強まっている事を受けて解禁を決定したのだろう。どうやらAndroidタブレットが埋め込まれているらしい。機内の無料Wi-Fiもあり、空を飛んでいる間にネットが楽しめる。

前の座席の背もたれにタブレットが埋め込まれていると考えると分かり易いだろう。机は机で広げて使う事が可能。

フライトアプリが使えるのでフライトアプリを起動してみた。このように今どこを飛んでいるかが3Dで表示され、拡大や縮小も自由自在、グリグリ座標軸を移動させる事もできる。予め発地と着地がインプットされているので分かり易い。勿論画面の明るさ調整やCA呼出機能も付いている。

意外と他の席を見ているとテレビを見ている人が多かった。そりゃそうか、空の上でテレビは見れないから。イッテQとかM-1とか国内のテレビ番組が入っているのはかなりポイントが高い。しかし電子書籍は海外の物がベースであり、日本の政治経済、週刊誌、占いや風水、男性誌、専門書、ファッション誌などは入っていなかったので今後拡充してほしい物である。

文字ニュースは日本語ではあるが、海外の物ばかりが表示されるのは要改善と言ったところだろう。例えば日本の政治経済といったニュース、例えば安倍総理がどうこうなどといったニュースは一切ない。右の写真は機外カメラ(前方)の映像でトップメニューの「マイフライト」から各席のモニターで閲覧できる。離着陸時はこの映像を見ると楽しいだろう。

左写真は機外カメラ(後方)の映像。後ろの羽根の部分にカメラが付いているようで、自分自身全体が映るようになっている。着陸時は右写真のように前方カメラに切り替えてこのようにタイヤが出る光景を楽しむ事も可能。

引き続きフライトアプリに戻る。フライトアプリはいくつかの表示モードがあり、このように全体の距離を表示するモードや、フライト計器をオーバーレイして楽しむモードなど多数ある。

フライトアプリによれば今回のフライトでの最高時速は950km/hだったらしい。リアルタイムでどんどん時速が書き換わる光景は空の旅を楽しくしてくれると言えるだろう。シートベルト点灯ランプなんて誰も見ない、離着陸体制に入るのが分かりづらいという批判から、離着陸体制に入ると「座席ではシートベルトをお締め下さい」ポップアップが数秒間表示される。またアナウンス中は「アナウンス中」というポップアップが表示され画面の操作は一切不可能で画面自体も静止する。

ポート類についてはこのようになっており、イヤホンジャックが2つ、フルサイズUSBポートが1つ、AC電源が1つとなっている。AC電源の形はいびつな形をしているが、よく見れば通常のコンセントを挿す穴が存在しているのが分かるだろう。
機内の無料Wi-Fiはメールアドレスの入力が条件となり動画や音楽のストリーミング系サービスは一切使えないが、最高でも10Mbps程度出ているようでテキストベースのサイトの閲覧やメールの確認等は支障ない印象だ。また衛星を使って通信しているので場所によっては接続が途切れる事もある。座席自体のホールド品質というかクオリティは従来に比べて落ちたというかLCC並みになったと感じたが、モニターが付いた点は大変大きい。飛行機はただ乗せて運ぶだけという観点で見れば大手もLCCも同じであり、そういう点でこれからの時代はサービス競争に突入したと言えるだろう。全席電源、全席モニターはある意味新幹線を超えた装備であり、より飛行機に乗る目的を明確にさせてくれる装備である。まだA350で運航されている便はまだまだ少ないとの事であるが、この機材の国内線での運航が増える事を期待したい。