“崖の上のヤギ” 飼い主「見守って」も2ヶ月経過 どうする?京成電鉄に聞いた

千葉県佐倉市で脱走したヤギが京成電鉄敷地内の崖に迷い込んだ様子が7月中旬にマスコミ等で一斉に報道された。飼い主は「見守って欲しい。京成電鉄が何とかしてほしい」としていて佐倉市も「ヤギは元気です」とするページを作成しており、役所がヤギが逃げたという個別事案だけで「報道されているヤギについて」という専用ページを開設するのは極めて異例だ。ちなみに関西圏の人のために京成電鉄を簡単に解説すると都内と千葉、成田空港を結ぶ鉄道事業者で、空港まで160km/hでぶっ飛ばすスカイライナーがウリ。

実際に現場周辺に行ってみた。雨だったのでヤギはいなかったが、このあたりである事は間違いない。上から人間が入ればと言われそうだが急すぎて人間が入るのは不可能、電車を止めれば救出できるかもしれないが昼間に電車を止めるわけにはいかないだろう。この道路も片側1車線道路で路肩はほぼなし、交通量が多いのでギャラリーが多く集まったり路駐したり車が速度を落とすような事があれば事故の原因になるかもしれない。

佐倉市は報道されている疑問や質問等について答える専用ページを開設した。「軽快に移動しており元気だ」としている。
京成電鉄は以下のように回答した。

法面にいる山羊に関しましては、現在、市役所などと協力して飼い主の元へ戻れるように対応を進めております。

事情ご賢察の上、ご理解を賜りますようお願いいたします。

鉄道営業法により一般人が鉄道敷地内にむやみに立ち入る事は禁止されており、線路内障害物等の撤去も原則鉄道事業者が行っている事から、今回の対応も鉄道事業者が主体になって行う必要があるのは間違いない。報道を見た他県民を中心に「線路に入ってきたらどうする」「なぜ捕獲しないのか」など批判の声が多いようだが、これが関西ならば電車止めて警察呼んで自衛隊呼んで大規模な捕獲作戦を展開するだろうが、あえて見守り何もしないあたりが千葉県らしいといえるだろう。(他人に干渉しない、文句も言わず受け入れるというのは千葉の良いところでもあり悪いところ。拡幅しない片側1車線がデフォ、渋滞や開かずの踏切が結構ある)千葉県民はヤギそのものよりも路駐での事故が起きるのではないかとそっちを危惧しているようである。実際、普通の餌を食べるより崖から生えている力強い草を食べた方が栄養分があって美味しいのだろう、ここに居着いて戻る気はないのだろうという飼い主の言葉も報道されている。電車の運行にも支障がない、軽快に移動しており危険性がないとなれば”放置”し、京成もこれを逆手にとって記念列車、ヤギグッズや記念切符を売り出せばビジネスになるかもしれない。