今年は梅雨明けせず?! 長雨冷夏で夏物不発の予感

今年の夏は九州で大雨による災害が相次ぐなど、いつまでも梅雨が明けない状態が続いている。仮に関東甲信において8月2日まで梅雨明けが発表されないとすると16年ぶりとなる。気象庁は「梅雨が明けたら暑くなりますよ」と言っているが、関東で31度超える事はまず無いだろう。夏で稼いでいる業界の事を考えれば気象庁は「今年は夏はありません。梅雨が続きます」だなんて逆立ちしても言えないのが本音だ。基礎的な気温は例年通りであるのだが、晴れずに雨になれば気温も下がる。今年の夏の傾向は週6で雨であり、晴れの日数が極端に少ない。ジメッとした暑さが特徴でこのジメジメさは東日本では珍しい。梅雨と言っても毎年7月20日頃にカラッとなっており、これほどまで洗濯物を干すのに困った年はない。
一般的にアイスは30度を超えないと売れないと言われているので、仮に梅雨が明けずに雨が続くと考えると、食品業界ではアイスやドリンク等の夏物商材が不発に陥る恐れがある。各業界がコロナ打破として夏商戦に掛けていたリソースが一気にパーになる可能性があり、コロナどころの騒ぎではなくなる可能性が高いだろう。あるコンビニチェーンでは今年の夏が不発というのを見越して夏物商材の値引き販促を足早に打ち出しているチェーンもある。
ちなみに気象庁は過去に一度だけ梅雨明けを発表していない年がある。1993年である。今年も梅雨明けが発表されないとなれば27年ぶりとなる。気温が上がらない冷夏はありがたいが、湿気を含むジメッとした雨が降るのだけは勘弁してもらいたいものである。