最低賃金引き上げ、据え置き凍結 ”目安なし”はリーマン以来11年ぶり

中央最低賃金審議会の小委員会は22日、数日間に及ぶ激論の末、「労使の意見の隔たりが大きく、最低賃金引き上げの目安を示さない」という異例の結論を決定した。通常ここで決めた金額が実際の最低賃金になる事が多く、決めないという事は据え置きになる可能性が高い。目安を示さない結論になったのはリーマンショックの09年以来で、11年ぶり。今年はコロナで労働環境が大きく破綻し売上9割減などという業界もあり人を維持するのがやっとという店舗が多数である中、上げる余裕などないというのが使用者側の意見。一方、こういう生活が大変な時こそ上げて欲しいというのが労働者側の意見で、どちらも正当である事から意見がぶつかり合い、通常1~2日程度でまとまる意見がここまでこじれたのは異例。
当然、安倍総理のアベノミクスというか骨太の方針などにも影響してくる可能性がある。実際の最低賃金は各都道府県にて決定されるが、前年維持もしくは数円程度の小幅な引き上げになる可能性が極めて高い。今新規で応募しようとしてもどこも採用してくれないのは明らかであるので、生活に困っている人は政府の支援制度を利用するなどして、何とかこの危機を乗り越えてもらいたいものである。