東名御殿場IC→大井松田ICはなぜ渋滞するのか 抜本的対策急務

東名の御殿場→大井松田といえば、魔の区間として有名だ。国交省の渋滞ランキングでもこの区間は常に上位に位置している。その理由の半数近くは自然渋滞ではなく「事故」を占めている事が多い。一日1回はこの場所で事故が起きていると言っても過言ではないぐらいである。実際に走った上で、なぜなのかまとめてみた。
1.新東名と東名の交通を3車線で捌く
下りは左ルートと右ルートで4車線あるが、上りは3車線しかない。しかもその上りも東名+新東名で2+2で4だから本来4車線必要なのに3車線しかない。ネクスコは付加車線の設置を進めているが、魔の区間は工事の様子もない。また大動脈という事もあって元から通行量の多い区間であるのは言うまでもない。
2.急カーブ&下り坂
まるで高速とは思えないほどの左急カーブや右急カーブ、さらに下り坂が連続する。
3.速度超過
最高速度は80になっている事が多いが、それ以上、下手すれば三桁で走っている車が多い。みんなすぐに東京、あるいは東北方面に行きたいからだ。三桁で下り坂&カーブで事故したら、どのようになるかは言うまでもない。一発廃車である。
4.休日の事故率が多い
平日は大型ドライバーが毎日ここを運転するので慣れているが、休日は普段この場所を運転していないサンデードライバーが走る為、運転ミス等で事故が起こりやすい。慣れていない人は無理にここを走らず、一般道を利用してもらいたい。
「速度超過すれば事故しない」「ドライバーが注意すれば事故しない」「1時間おきに休憩していれば事故しない」というのはごもっともだが、そもそもハードとしてきつい側面があるのではないだろうか。新東名が伸びると言っても2023年度でありあと3年かかるが、かといってハード面・ソフト面双方の対策をしない限り事故が減るとは限らない。少し路肩を削ってカーブを緩くする、1mm程度の段差を設けて速度を落とすように促す、カーブの際の警告反射板を3倍に増設する、電光掲示板を増設するなどできる範囲での対策を進めていく事が重要だろう。下に降りれば良いという人もいるが、企画商品などの場合は降りたら無効になる場合もあるので降りられない。たった1人の事故で1~4時間渋滞する事もあるこの区間。交通集中による慢性的な渋滞ではなく、事故が起こらないと渋滞しないので高速会社もあまり力を入れてこなかった区間ではあるが、理由はなんであれ渋滞に巻き込まれる方からすれば苦痛でしかないので、早急な対策を進めてもらいたい物である。