新東名「猪瀬ポール」ついに撤去 世界最高水準の性能をフルで発揮

新東名の「猪瀬ポール」がついに16日、一部区間で完全撤去されました。これにより片側2車線から3車線になり、ついに世界最高水準の高速道路をフルスペックで走る事ができるようになります。これほど嬉しいものはありませんね。実は猪瀬ポール自体は新東名ができた頃から言われていた問題ですが、私が2017年の夏にこの記事を書いてちょうど1年後の2018年夏、国交省がネクスコ中日本に新東名6車線化事業許可を出したという一報が届きました。国がコストカットの決定をして自分でそれを覆した訳ですから、あの時は寝耳に水でしたね。「交通容量は足りている」などの保守意見に負けずに尽力頂いた国交省の皆様、ネクスコ中日本の皆様に感謝してもしきれない限りです。
さて、あの記事を3年前に書いた責任(?)として、実際に新東名を走ってきました。全体の旅費は3万円程度とかなりの金額となりますが、工事に費やした金額に比べれば微々たるものでしょう。

本当は晴れの日がいいのですが、当分晴れなさそうなので雨ですが決行しました。この区間は新東名入ってすぐの区間で今回の対象ではありませんが、2020年度内に3になります。

下りは長泉沼津IC~藤枝岡部ICの92kmで全線片側3車線化、上りは新静岡IC~藤枝岡部ICの19km区間で片側3車線化されました。下りも新東名入ってすぐ3というわけではないので注意しましょう。

インターを抜けてもしばらくの間はもともと3になっていたので3です。

71.4kmポストです。一番左車線の点線の消えている部分を見てください。何やら境界が見えますね、ここからがポール撤去、片側3車線、つまり6車線化された区間です。

一番左だけ新しい舗装なので言うまでもなく分かるでしょう。走っていると3年前よりも大型車が増えて本当に大型車や中型車が増えているなと実感しました。

例えばこんな車など。今まで東名にこんな車がたくさんいましたが、新東名に流れてきているのかもしれませんね。ひとえに高速と言っても様々な車、様々な速度が混在しているので車線は多い方がいいのです。

新富士インターを過ぎますが、まだまだ3車線は続きます。まるで違う高速道路に乗っているみたいで、本当に快適性が違います。2と3でこんなに違うのか、と。引っこ抜くだけと言いますが工事関係者の涙ぐましい努力があった事は容易に拝察できます。

トンネル内ももちろん3車線となり、ポールが撤去され白線が引き直され照明や構造物もすべて3車線対応になりました。走りながら感動、感激しましたね。一部で「もったいない新東名」とか言われていますが、これで汚名返上ですね。

トラック隊列実験を優先するため一番左の車線は優先的に白線が綺麗に引かれていますが、そのうち右の車線も綺麗に引き直すのでしょう。高速では自動運転する人が多いのでぜひ綺麗に引いてもらいたいものです。

新清水出口付近ももちろん3車線です。

あの記事で書いた橋脚の上の猪瀬ポールも撤去されて綺麗に3車線になりました。いやぁ本当にまるで別の高速道路を走っているかのようです。

120km/h試行区間も例外なく3車線になりました。これが関東だとケチって試行区間は2にするとかいいそうですが、静岡県警も趣旨を理解してくれたようです。

新東名は山の中をくりぬいた高速なので、どんどん山の中を走っていきます。

合流区間は3+1で4車線分確保しているのはとても贅沢。だんだん下りの3車線の終わりが近づいてきました。

今回完成した藤枝岡部ICより先は、コーンが置かれていて2車線に戻ります。でもポールはほとんど外されていて後は細かい調整だけのようですので、もしかしたら今年度どころか今年中に完成するかもしれません。

この問題をあらゆるサイトが指摘していた中で私が2020年、オリンピックまでに、と言ってオリンピックは延期になりましたが、ネクスコの回答も付けてネクスコが前向きである事が分かったので国交省も動きやすかったのでしょう。渋滞する箇所を先行ではありますが完成させたネクスコ中日本、そして認可した国交省。本当に感動、素晴らしいという言葉しか出てきませんね。「ただ引っこ抜いただけでしょ」という人、実際に走ってみてください。新東名の良さがわかります。新東名は3でこそ十分メリットを発揮できる高速なのです。ネクスコ中日本がサービス精神旺盛な性格というのも相まって実現した今回の新東名6車線化事業。今年度中には静岡県区間全線が完成する見込みです。愛知県区間も検討に入ったとか、新名神もこれに合わせて6車線化事業中という報道もあります。今後の更なる取り組みに期待したいですね。