JR東、時間帯別運賃を検討 民間”定期廃止”の動きに同調

JR東日本が時間帯別運賃を検討しているという報道があった。時間帯別運賃とは、ラッシュ時の混雑を避けるために例えばラッシュ時間帯において運賃を上げるような制度。例えば平日7-9時に改札に入った人は1割上げますよといった運用が考えられる。

「コロナによる生活様式の変化」「三密の回避」「出勤回数の減少」「民間の定期券廃止」を理由に挙げているが、一番は利用者7割減・収入43.5%減への対策だろう。民間企業で収益が減ったのであればなるべく元に戻す方策を考えなければ痛い目に合ってしまう。
例えば大手企業では既にテレワーク(在宅勤務)をデフォルトとし、ビデオ会議でやっているような会社も多い。そうすれば打撃を食らうのは鉄道業者、会社の近くのコンビニ等の業者などである。都内には大手企業や本社が集積しているので、都心部ほど下げ幅が大きいと言っても過言ではないだろう。中には定期券補助を廃止するような企業も出てきつつある。終電を早める終電繰り上げも議論に上がっているようだが、これらもコロナ対策というよりは経費削減という部分が大きな要素になるのは間違いない。22時を過ぎたら深夜手当を出さなければいけないからだ。
しかし、運賃を変更するとなれば国交省への鉄道事業法に基づく申請が必要となり明日からすぐにできるというような性質の物ではなく、1~2ヶ月の期間が必要になるのは言うまでもない。中長期的に企業を持続させるためには今から動いておかないといけないという事であろう。この施策については賛否両論あるので、丁寧に議論を重ねていく必要があるだろう。