ナビが走行中に操作できない理由 ”2秒注視”規定廃止すべき


特にディーラーナビでは、走行中のナビ操作はできないようになっている。それはおろか、走行中のテレビ視聴もできないように制御されている場合が多い。せっかく20万の地デジ対応ナビを買っても、テレビが映るのは停止中だけなのだ。ハーネスをかますなどいろいろ裏技をすれば不可能ではないが、ほとんどのユーザーは不便に思っているに違いない。あくまでこれは法律で制限している訳ではなくカーナビ会社の自主規制によるものだが、その根拠となるのが道交法の条文だ。

自動車又は原動機付自転車…を運転する場合においては、当該自動車等が停止しているときを除き、携帯電話用装置、自動車電話用装置その他の無線通話装置…を通話…のために使用し、又は当該自動車等に取り付けられ若しくは持ち込まれた画像表示用装置…に表示された画像を注視しないこと。

このような規定があり、警察庁は注視を「2秒以上」と定めている。その為、2秒以上の視聴ができないように、さらに複雑な画面遷移に関しては操作できないようにナビ会社に依頼している事情もあり、このようになっている。
しかし、現在はスマホやタブレットを設置してナビ代わりにしている人も多く、この規定が形骸化しているのも事実であり、現にスマホやタブレットは走行中でも操作可能だ。さらに最近は自動ブレーキ等、車両側の安全機能が向上し必ずしも運転手の画像注視が事故に直結するとは言いづらい時代になりつつある。そういう点で、道交法のこの規定が時代遅れになっていて、車載カーナビの売上低下にもつながっている側面があるのは言うまでもない。一番は20万や30万する高画質地デジナビを買っても、走行中に見れなければただのゴミ、宝の持ち腐れでしかない点だ。「騙された」「詐欺」という声も聞く。カーナビに関しては例えば設定画面などに走行中テレビ開放機能のようなものを搭載し、開放は自動ブレーキ搭載車に限定、かつドライバーが規約に同意すれば走行中も操作可能、かつテレビを見られるようにする等、道交法の改正が望まれるところである。