コンビニ車止め ボディを擦る「高さ」の実態 違法車炙り出しに効果

コンビニの深夜時間帯には、違法車両がよく集まる。警察よりも手っ取り早く違法改造車を捕まえているのが、コンビニの車止めである。コンビニの車止めは、店舗の建築時期によっても変わるが、殆どの店舗で9~10cmタイプの物が多く採用されている。標準的な無改造の車であれば13~14cmなので余裕でクリアするが、道路運送法の保安基準には、以下のように示されている。

(1) 自動車の地上高(全面)は、9 cm 以上であること。
(例外)

「衝撃に十分耐える構造」及び「アンダーカバー等が装着されている構造」の自動車における当該構造を有する部位の地上高にあっては、(1)の数値は5 cm 以上と読み替えて適用する。
なお、地上高を測定する際は、次に掲げる自動車の部分を除くものとする。
(a) タイヤと連動して上下するブレーキ・ドラムの下端、緩衝装置のうちのロア・アーム等の下端
(b) 自由度を有するゴム製の部品
(c) マッド・ガード、エアダム・スカート、エア・カット・フラップ等であって樹脂製のもの


つまり、コンビニの車止めから抜け出せない車両は原則として違法車両という事になり、数時間経っても抜け出せない場合やバックを試みている場合など不審な場合は警察が職務質問するとよいだろう。9cmの車止めは14cmからゴム製の部品5cmを差し引いて「9cm」の解釈を元に引っかからないだろうという事、最近増えている4cmの車止めは違法客からの苦情が多い為余裕を持たせてアンダーカバーが装着されている場合の5cmの数値を見ているに違いない。さらに人が乗っていればごまかせるのではと思うかもしれないが、道路運送保安基準の細目でセンチの定義は「空車状態」で「適正空気圧」「巻き尺を用いて測定」「小数点以下は切り捨て」など事細かく定義がされている。車検が通らない車両は原則として公道を走らせる事も違法であり、当然コンビニに車で移動する事も違法となる。コンビニはそういう点ではある意味法律チェッカー的な役割を果たしているに違いない。もし車止めに引っかかった、ボディを擦ったという人はコンビニ店員や本部にクレームをつける前に自分の車高を計測し、法律と照らし合わせて違法であったならばそれ以前に自分自身が悪いと言う事であり、車高を修正する必要がある。コンビニ店舗で常に車高は計測されていると思って来店する事が重要だ。