スタバ「Mobile Order & Pay」1年経過も程遠い全国展開 なぜ?

スタバの行列に並ばずにドリンク等をスマホで注文、決済、受け取れる新サービスである「Mobile Order & Pay」について、サービス開始から約1年となるが、23区→都内→愛知・大阪と広がっているのみで、全国全店舗への展開は先が見えない状況だ。都心のスタバはビジネスマンが一杯飲むというケースが多いだろうが、田舎のスタバやショッピングモール内のスタバこそ10~20人並んでいて、親子で5個も6個もドリンクを買っていく訳でむしろこういう店舗に展開した方が時短効果は大きいのではないだろうか。ロジック上、大幅な既存店の改装等も必要とせずソフト面の対応だけで済むので早急に全国全店舗に展開可能なはずである。いわば「無言で頼める」「呪文を唱えなくて済む」「機会ロスの防止」ともいわれるこの施策の展開だが、どうなっているのかスタバ店長に聞いてみた。

現在、東京都内・大阪市内・名古屋市内の一部店舗でご利用いただけます。

今後順次拡大予定です。お待たせして大変申し訳ございません。

今のところ、対象店舗に関する予定についてはご案内できる情報がありませんが、公式アプリ、ホームページにてご確認いただけるよう準備を進めてまいります。恐れ入りますが、そちらにてご確認をよろしくお願いいたします。

という事であった。ウイルスの飛沫感染を嫌って人と話す際に気を遣っている人が増えている昨今、スマホ注文は脚光を浴びているのが現状だ。例えば吉野家も電話番号さえあればスマホ上で商品が頼めるサービスを開始した。2020年中には全国展開予定との事だが、既に2020年も折り返し地点に近づいており果たしてこのペースで全国展開できるのか心配であるが、早急に全国全店舗で運用される日が来る事を期待したい。