日本で市民権を得たサービスや商品・製品を見てみると、3文字が多いことに気づく。
電子マネー
nanaco(ななこ) ponta(ぽんた)
suica(すいか) pitapa(ぴたぱ)
aeon(いおん) waon(わおん)
新幹線
nozomi(のぞみ) kodama(こだま) などなど
主要路線は、原則三文字の日本名が命名されている。
その他
sutaba(すたば) sukiya(すきや) seven(せぶん) mac(まっく) sumaho(すまほ) meiji(めいじ) saize(さいぜ)
line(らいん) docomo(どこも) yamato(やまと) sagawa(さがわ) yahoo(やふぅ)
特に市民権を得たサービスは赤文字にしてみたが、
社内会議などで親しみやすい名前などを公募したらコレに決まった、というケースが多いのではないだろうか。
声に出して発音する時、3文字の長さは確かに通じやすいし、覚えやすい、記憶に残りやすい。
子どもの名前で3文字が多いのも納得である。
厳密に話すと、macやyahooなどがそうなのだが、「3文字のリズムに収まる」ものも、人々に受け入れられやすい。
日本語の専門家ではないので詳しいことは書けないが、そのサービスが広まる上では例えwebサービスであっても
文字表記のかっこよさよりも「発音」「語呂のよさ」まで計算に入れなければいけないということだろう。
3文字ではないからといって流行らないというわけではないが、
業界1位になれるかなど、その後の伸びに関わってくるのは明らかである。
またスタバは「スターバックス」が正式名称で決して略されるために日本進出したわけではないが、このように略称が作られる余地があるかどうかも注目点である。
例えば牛丼界の吉野家は3文字の略語にはできない。
松屋は三文字ではあるが、もし吉野家と比較して名前にその原因があるとすれば、「ま」「つ」の発音が原因だろう。もう今更改名することはないと思うが。
何かサービスを始める、何かサービスの愛称をつけたい、といった時にこの法則を覚えておくと
案が通りやすいなど、いいことがあるかもしれない。
もし今、目の前でネーミングに悩んで頭を抱えている人がいたら、3歳の子どもでも発音できるような身近な日本語で決めれば良いとアドバイスしておきたい。
