au PAYで12:50から障害が発生しているようだ。(追記 19日0:15頃復旧)
ネット上では「支払えず赤っ恥を掻きました」などと言っているが、客としても予め障害に備えて、複数の支払手段を用意しておく事はもはや必須だ。例えば私であればau PAYの他にもゆうちょペイ、suica、iD、クレジットカードで常時支払える決済手段を確保している。それらも障害になった場合に備えてキャッシュカード等も常に持ち歩いており、コード決済は常に落ちる可能性があると言う事を考えてau PAYしか支払い手段がないというのは客としても意識が足りないのではないかと考えるところである。
現在、au PAYは20%還元が後日受けられる大規模なキャンペーンを行っており、これら等によって負荷が増大していた物と思われる。障害時間が12時間を超えると総務省への報告が必要となり面倒なため、12時間以内には復旧するはずだがここまで復旧しないという事はかなり大規模な障害に陥っている可能性が高い。
景品表示法の規制を免れる為「エントリーが必要」「後日還元」という形を取って決済額の20%が後日還元、200円を超える還元を行っている同キャンペーンだが、景品表示法を厳密に解釈すれば一会計で還元できるのは200円までである訳でau PAYに限らず前年比の数値を超える為に各社が還元率争いをしてバンバンキャンペーンを打ちまくるのは控えるべきである。またコード決済の障害等に対する防止、報告義務についても法的規定がないため、各社障害を起こしても逃げられる仕組みとなっている。コード決済事業者に対してトラフィック急増時も耐えられるインフラを整備する事、信頼性の高いクラウドサービスを使う事、インフラに見合わない無闇なキャンペーンは実施しない事、2時間以上の障害は総務省に再発防止も含めて報告するように法律の規定を変更する等、コード決済がインフラとして成長しつつある現在、法律も時代に合わせて修正していく必要があるだろう。
