高速会社は言わない!高速道路で守るべきマナー30選

高速道路会社もマナー向上を呼び掛けていますが、毎年何千キロと高速道路を走りまくっている筆者が守るべきマナーをまとめたので参考にしてください。

1.追い越し車線は空ける

追い越し車線をチンタラ走る人がいますが、理由なく追い越し車線(一番右の車線)を長時間走り続けるのは辞めましょう。「借りたら返してね追越車線」を合い言葉に、2~3台抜いたら走行車線に戻るようにしましょう。
2.煽り運転禁止
報道の影響や免許取消規定の創設などでさすがに煽り運転は減ってきましたが、自分は煽っていないと思って車間を詰める人がいます。時速と同じぐらいの車間を空けるのが理想と言われていますので、100km/hで走行中は車間を100m空けましょう。また追い越し車線のみならず、1・2番目の走行車線での煽りや普通車のみならず中型、大型車による煽りも禁止です。車間が車1台分のスペース以下であれば煽りです。会社の車で会社のナンバーだからナンバー通報されてもバレないというのは間違いです。検挙されたらあなた自身の免許が取り消しされます。一人乗車、ドラレコ無しは煽られやすいので必ずドラレコ装着しましょう。
3.大型車は慎重に運転を
大型車で煽ってくるなど走行マナーの悪い車がいます。小型車のみならず大型車の煽りも禁止です。何の為に緑ナンバー取って高い給与を貰って会社の看板背負って走っているのか考えて下さい。あまりに程度が酷い場合、トラックの側面に会社名が入っている車は会社に通報します。
4.緑ナンバーは原則第1車線を
緑ナンバーやトラック、1ナンバー、8ナンバー、中型、大型車は原則第1車線を走りましょう。
5.大型車 砂にはカバーを
荷物の落下は荷主の責任です。落下しないよう二重三重の対策をするのは勿論の事、砂山盛りにしているトラック等がいますが、必ずカバーをして後続車のガラスに砂が飛ばないようにして下さい。たった1mmの砂でも、最悪ガラスが割れる事もあるので大変危険です。荷物の落下を確認した際は通り過ぎるのではなく、所管の高速道路会社に通報しましょう。
6.車両総重量は20トン以下で
積荷も含めた全ての車両総重量は原則20トン以下でなければなりません。特車許可を得ていれば良いですが、そうでない場合は道路法や車両制限令違反となります。これは一般道でも同様です。
7.改造車走行禁止
改造車等、車検に違反している状態の車、日本のナンバーが付いていない車は高速道路は走行できません。警察に見つかれば取締されます。過去にマフラーに変なのをつけていた人が覆面に捕まっていました。
8.車線変更禁止の指示は守る
免許を取る時に習ったと思いますが、点線は車線変更可能、実線(白、オレンジ)は車線変更不可です。実線区間での車線変更は禁止です。車線変更禁止は事故防止のために定められています。ただし点線の左側にオレンジ実線が引いてある場合、左から右への変更は不可、右から左への変更は可能です。
9.ウインカー出さないと道交法違反
進路変更(車線変更)する時は方向指示器、ウインカーを出す事が法律で義務付けられています。操作するのが面倒と思うかもしれませんが必ず出してください。また一瞬しか出さない人もいますが、30m手前、3秒前から出す事が法律で義務付けられています。特に高速道路は高速で走行しますので、法律の規定以上の余裕を持った運用が望ましいでしょう。
10.トンネル内ではライトを付けましょう
トンネル内でライトを付けない場合、無灯火違反として切符を切られる事があります。必ず短い区間でもライトを付けましょう。
11.こまめに休憩
こまめにSA/PA等で休憩し、空気の入れ換え及びトイレに行ったり水分補給等をしましょう。事故防止の為に大切な事です。
12.最高速度は守りましょう
速度の超過は事故の元です。追い越し車線で大幅に速度超過してぶっ飛ばす人間がいますが、飛ばしたいならサーキットで飛ばして下さい。ここは高速道路です。100kmを90km/hと100km/hで走ったとしても所要時間は6.6分しか変わりません。
13.最低速度は守りましょう
高速道路では別に指定がある場合を除き最低50km/h以上で走行する事が法律で義務化されており、それ未満の速度で走ると道交法違反となります。50km/h出せない車は高速道路の走行はできません。
14.割り込み禁止
70m程度(車両一台分)の車間を空けて車両が入ってくることを想像せず走行していたら急に車両がウインカーも出さず入ってきて事故寸前というケースが結構あります。車線変更する際は、後ろに車両二台分のスペースを確保してから車線変更して下さい。事故したらお互い数時間レベルのロス、生命にも関わりますので無理な割り込みは辞めましょう。数秒待った所で、一台抜いた所で何も変わりません。燃料の無駄です。どうしても入りたいならウインカーを出して宣言し、正規の手続きで譲ってもらいましょう。
15.カーチェイス禁止
「あの車は絶対抜いてやる」「あの車には負けたくない」などと勝手にターゲットを定めて無理やりターゲットの前に行こうとする行為は辞めてください。高速道路は旅を楽しむ場所であって喧嘩や勝負する場所ではありませんし、勝負したければゲームの中で、サーキットで好きなだけ走って下さい。単純に速く走りたいだけなら追い越し車線を走り続けるはずですが、ターゲットの車を抜いて走行車線に戻り、ターゲットの車が追い抜いたらまたなぜか追い抜くという訳の分からない行動をする車がいます。
16.同じナンバーいじめはやめて
県外等において、離れた地域の同じナンバーを見つけては無理に追い抜いたりするなどのいじめ行為は辞めましょう。同じマンションの住人と鉢合わせするのは嫌だとかそういう感覚と同じだと思いますが、別にその車が悪い事をしたわけではないのですから。
17.日中のライト点灯やめて
トンネルではないにも関わらず、追い越し車線に入ってライトを常に点灯して煽る行為は辞めましょう。本人は煽っていないと言っていてもライトをつけなくていい時間帯、場所でつける行為はまさに煽りです。
18.本線料金所の無理な車線変更禁止
首都高や外環などには本線料金所が設置されていますが、特に料金所を出た後にウインカーも出さずに無理やり割り込んでくる車がいますが、事故のもとですからおやめください。料金所に入る前にいくらでも車線変更できたはずですし、出た後でも後にしてくれと思うところです。
19.分岐はスムーズに
特に首都高の分岐区間で車線変更が可能になったら早めに、すぐ車線変更するようにしましょう。後からモタモタしていると後続車にクラクション鳴らされます。
20.ETCレーンでモタモタしない
ETCは前の車とカルガモしてもきちんと決済されます。料金所を入る時に○○方面で左右の分岐、あるいは料金所を出た後に市街地方面で左右の分岐などあると思いますが、料金所の手前であらかじめ車線変更しておき出口の方向に近いETCレーンに入るようにしましょう。
21.SA/PAで通過だけはやめて
SA/PAに入ってきたかと思いきや、どこの空いている駐車マスにも止まらずまた本線に戻っていく車がたまにいます。看板も見ているはずなので間違って入ったという事はないと思いますが、SA/PA内を概ね30km/h以上で通過するのは事故の原因になるので辞めましょう。
22.SA/PAは歩行者最優先
SA/PAでは歩行者がいきなり出てきて事故になる事があります。15km/h以下で徐行運転し、歩行者が来たら止まりましょう。
23.本線路肩/料金所前後での駐停車禁止
故障とか理由がある場合は別ですが、単純に時間調整とか休みたいという理由で本線路肩、あるいは料金所前後、高速入口及び出口の道路に停車するのは辞めましょう。事故の元になります。
24.SA/PAランプでの駐車禁止
駐車場に空きがあるにも関わらず、SA/PA入口や出口付近での駐停車は禁止です。SA/PA敷地内の正規の駐車場枠内に止めて下さい。寝るとか長時間休憩の際は端に止めましょう。
25.走行中のゴミ捨て禁止
高速走行中に吸い殻、石やゴミ、ガムなどを捨てる行為は道交法違反となります。後ろの車にとっては致命傷になる事もありますので、ゴミは必ずSA/PAで捨てましょう。
26.走行前の空気圧点検を忘れずに
高速を走行する前は必ず空気圧を点検し、規定通りの空気圧で走行するようにしましょう。ガソリンスタンドで無料で補充できます。特に前輪は空気が抜けやすいので気をつけましょう。空気圧が少ないとパンクの原因になる他、ドライバーの疲労の元になり事故を誘発します。積荷の点検もしっかり行い、走行中に積荷が転落しないようにしましょう。
27.赤ちゃんが泣かないように工夫を
SA/PAにおいて赤ちゃんの泣き声を良く思わない人もいますので、泣いた場合はイートインスペースではなく他の場所に移るなど周囲の迷惑にならないよう工夫しましょう。
28.二輪車のすり抜け禁止
二輪車が走行中、あるいは渋滞時等に乗用車の間をすり抜ける行為は道交法で禁止されています。絶対にお辞め下さい。
29.ETCレーンはカルガモ走行OK
ETCレーンで前車のゲートが閉まるのを確認してから進入する車がいますが、ETCレーンは車間5m程度でカルガモ走行してもきちんと認識・決済されています。全員がカルガモ走行すればかなり時間短縮になるでしょう。
30.ETCカードの有効性や期限の確認を
ETCカードが有効ではなかったり期限切れであったりすると、そのレーンが丸ごと閉鎖されて後続車に迷惑が掛かります。走行前に期限等を必ず確認しましょう。クレジットカードが解約・停止されたらそのETCカードは使えなくなります。
特に運転マナーが悪いナンバー:足立、品川、横浜、春日部、越谷、習志野、野田、土浦、水戸
他人を思いやる事は自分を思いやる事でもあり、思いやりや気持ちの余裕は他人にも伝わります。お互いが交通ルールやマナーを守り、気持ちよく高速道路を走れるようにしましょう。