いきなり抑え新勢力「やっぱりステーキ」急成長のワケ

いきなりステーキが衰退する一方、やっぱりステーキが急成長を遂げている。名前はよく似ているが全く別会社だ。もともと沖縄発祥の店で沖縄には20店舗近くあるが関東には未進出(2020年6月ついに東京に進出したが記事執筆時点では未進出)。静岡の沼津市まで行かないと店舗がない。沼津といえばぬまっちゃとか最近はららぽーともできて比較的開放的な土地柄の場所だ。そこで実際に沼津市の店舗まで行ってきた。
住所:静岡県沼津市大手町5-7-21 営業時間 11:00~24:00(LO23:00)

店舗は沼津駅の近く。ついでに商店街に遊びに行くのも良いだろう。駐車場は右写真の所に止めると安いのでお勧め。

やっぱりがあった。OKINAWA STEAK HOUSE、ほうほう。しかし、あちらと比べて小さめの店舗だ。やっぱりの特徴といえばお出迎えしてくれるシーサー、そして外にメニューが置いてある優しさ、サイドメニューも付いて税込1,000円という単純明快かつ激安な価格設定だ。サイドメニューはご飯、スープ、サラダとあるが、どれもお代わり自由という関東ではあり得ないサービス精神旺盛なのも魅力だ。待っている間も客が「あちらのチェーンでは肉しか付かないよね」「ごはんもサラダも有料だもんね」と明らかにいきなりを意識したような雑談をしている客が多かった。
待ってる間は名前を書いて待機のスタイルで、定期的にどのグループが誰なのか挙手で確認させていた。店舗が狭くいきなりのように回転率を重視した設計にはなっていないのでやっぱり1時間待たされた。愛知や静岡など待つ事に対して比較的寛容な土地では繁盛する一方、電車が少しでも遅れると怒る関東では大規模な展開は難しいかもしれない。

名前を呼ばれたら中に入ることを許され、食券機で食券を買う。現金専用なので注意。食券は店員に渡し、誘導された席に座る。まず目に飛び込んでくるのは他のチェーンより圧倒的に多い調味料の多さだ。醤油、塩、ポン酢など何でもある。調味料が多いとメンテナンスが負担にはなるが、”あちら”と比べて大きな差別化ポイントだ。店内随所に沖縄の飾り付けがしてあるのも沖縄発祥のゆえんだろう。静岡で南国気分が楽しめる。

ご飯、サラダ、スープは自由なのでステーキが来るまでの間によそっておこう。ステーキはこのような形で紙が乗せられて運ばれてくる。”あちら”よりもこの部分は丁寧だ。30秒ぐらい経ったら紙を外して食べていくとよいだろう。紙製のエプロンも配られるが付けるようには言われない。

やっぱりステーキ 180g 1,000円と、イチボステーキ 150g 1,000円を頼んでみた。替え肉と言って肉のお代わりをしたければ半分の量を半額で頼むことができる。(例えば90g 500円)富士山の溶岩石使用という事もあって静岡に店を出したのかもしれない。

肉自体のクオリティはかなり高く、スーパー品質を超えて専門店レベルで旨い。しっかりと主張すべき部分は主張しつつも全体としてマイルドな仕上がりになっていて胃もたれもしにくい。ステーキの品質ではあちらには負けたくないという強い意志を感じたところだが、ここまで美味しくてたったの1,000円という価格破壊に近いお値段なのは驚きだ。サイドメニューのご飯はめちゃめちゃ美味しいというわけではないが、ステーキが来るまでの腹ごしらえ、無料でもらえるならというか割り切って考えれば安い物だが今後サイドの味も上げていけば十分いきなりを倒せる新勢力になるのは間違いない。出口付近にリセッシュが置いてあったのも”あちら”にはない気遣いというか優しさが垣間見えた瞬間であった。沖縄発祥の店舗なので沖縄に近い県民性の場所で店舗を増やしていく物とみられるが、過度に店舗を増やしすぎると「いきなり閉店」になるわけでバランスが難しいところ。クオリティを上げつつもあちらみたいにならないように慎重に出店してほしい。気になる方はぜひ行ってみてもらいたい。