宿泊サイト悪用 キャンセル繰り返しポイント荒稼ぎで逮捕


便利に使える宿泊サイト。しかし便利な一方、その脆弱性を悪用し不正に利用する者もいる。今回、宿泊サイトの仕組みを悪用しポイントを荒稼ぎしたとして親子が逮捕されたというニュースが入ってきた。今回問題となった宿泊サイト(一休.com)では、予約すると予約金額に応じた一定のポイントが付与される事になっている。例えば現地払いとしても予約すればポイントだけはもらえる訳だ。そして当日、現地に現れずいわば「無断キャンセル」し、複数のアカウントを使い分け2200回予約を繰り返し200万円相当のポイントを得ていたという。一回や二回では警察は動かないかもしれないが、複数件・複数回・高額など悪質性が高いと認められ警察が動いた例だ。無断キャンセルの処理については宿泊施設側に任されているのが現状であり、連絡が取れなければキャンセル料を請求することもできないがサイト側が持っている登録者情報やIPアドレスなどを宿泊者に提供し警察が捜査すれば特定は可能だ。例えば現地払いではポイントは付与しない、実際に現地に来て料金を支払いチェックアウトが確認できてからポイントを付与する、宿泊サイトのユーザー登録に電話番号認証を追加する、免許証の番号を入力させる、本人確認書類の写真をアップして運営が審査するなど登録の厳格化、キャンセル回数の多いユーザーはBANするなど、当該サイトの脆弱性は是正する必要がある。
飲食店含め、無断キャンセルは現在全国で多発していて大きな社会問題となっている一方、現状「偽計業務妨害」という本質とはかけ離れた罪名での摘発となっており無断キャンセル禁止法などといった法整備がなされる事が抑止力に繋がる可能性は高い。栃木でも高級旅館が年末年始に無断キャンセルされてその分の機会損失が生じたというニュースがあり店主は「身分証確認などはしたくないのが本音」と言っていたが、高級旅館を予約する際には全額前払いを強制にする、あるいは身分証提示など客のマナーが以前に比べて低下している現状では、ある程度規制を強めていく必要があるだろう。どうしてもキャンセルしたい時には予約先に連絡を取りキャンセル料などの料金を支払い正当にキャンセルするのが筋だ。業種を問わず無断キャンセルは偽計業務妨害で逮捕される事もある。立派な犯罪なのでくれぐれも行わないようにして頂きたい。