セブン、省人化実験店舗「麹町駅前店」 揚げ物セルフに

セブンが省人化実験店舗として「麹町駅前店」を12月12日に改装オープンした。
住所:東京都千代田区二番町4−3 24時間営業
本社に近い直営店となっている。その名の通り麹町駅の目の前であり地価の高い場所なのでもちろん駐車場もなく、車で来る場合には近くのコインパーキングに止めるか路駐する必要がある。車での来店は極めて困難な場所だ。端的に言えばセブンの省人化技術が全て詰め込まれている実験店となり普通のコンビニとは大きく異なるので注意が必要。どちらかというとミニストップの365tableに似た店舗だ。

通常店のようなネオンを廃止した店舗外装となっている。電気代負担を考えれば深夜に煌々と光るコンビニのネオンは無駄でしかない。開店したてだからか、夕方にも関わらず店員が10人ぐらいいた。本部としてはセルフレジの補助が必要だと考えているらしい。
店内にはクリーニングロッカーがあり、入会してカードがある人は店内のロッカー経由でクリーニングを頼める。入れる時はロッカーに、仕上がり品を受け取る時はレジで受け取る。雑誌やペットボトル飲料、冷凍食品やチルド飲料などが並んでいる点は他の店と同じだ。レジカウンターのタバコ売場は全面真っ白となっているが、タバコを頼むオペレーションも変更となっており客はレジ画面を使ってタバコを頼む形となる。客がレジ画面でタバコの銘柄と数量を選択すると該当の箱が光りタバコに不慣れな、タバコを吸わない店員でもすぐに取り出せる仕組みになっているようだ。

ファーストフード(揚げ物)は省人化の為、客に取らせるようにした。ファーストフードを客に取らせるのは大手三社の中ではセブンが初だろう。おでんや中華まんは店員が取るらしい。電子棚札の導入によりプライスカード紛失、商品入れ替え、売価変更や増税対応も簡単にできる。

会計は通常の有人レジとセルフレジの両方選べる。それぞれ4台ほどあった。セルフレジは現金に対応していないので強盗リスクも皆無だ。酒などの免許品と揚げ物はセルフレジ不可なので注意。セブンカフェ(コーヒー)と新聞もセルフレジで打つことができるが、その場合は手打ち(客自身がレジ上で商品選択)でカップは隣に置いてある。カフェラテなどの購入も可能。行った当時、なぜかセルフレジでは交通系マネーが使えなかったので注意。電子レンジもセルフとなっている。
セブン本部としては「無人化もしたくない」「時短もしたくない」という事で、現在のフォーマットや商材を維持したまま「省人化を図りたい」という姿勢が見て取れる。セブンペイ終了、おでん無断発注、残業代一部未払いなどガバナンスが問われているセブンであるが、そんな事を知ってか知らずか多くの客が来店していた。社長は「変化しなければいけない」と言っているが、本当に変化できるのか手腕が問われている。