2年前の記事でGalaxy S8+に機種変した事を書いていますが、当時の4年縛りで2年使うと2年分タダになるプランに加入していた権利を使って最新機種に機種変更してみました。現在は法律が変わり3年縛りで1年分しかタダになりませんけどね。
S8+からの違いとしては以下の通りです。
・カメラの出っ張りがなくなった
S8はカメラの出っ張りがありましたが無くなり、よりスマートな印象になりました。落とした時にカメラにダメージが行く事も減るでしょう。
・よりフチが狭く
画面占有率93.1%になり持ちやすく、見やすくなりました。その代わりにインカメラは画面に埋め込まれる形となっています。S10はインカメラ1つですが、S10+は2つです。有機ELの画面もSuper AMOLEDからDynamic AMOLEDになりコントラスト比が上がっています。
・標準、広角、望遠の三つのカメラを搭載
それぞれ切り替えができます。標準のカメラはF1.5/F2.4、広角がF2.2、望遠が2倍ズームでF2.4です。カメラアプリにAIが内蔵されていて自動で夜景モードに切り替わったり、風景を撮っていたら広角モードへの切り替えを勧めてきたりします。画面を向けただけで食事モードやカフェモードなど自動認識機能も衝撃ですね。カメラアプリを起動する度にカチカチッと標準カメラのF値が切り替わる音がするので静粛が求められる場所での撮影は気になるかもしれません。
・指紋認証が画面内に
指紋認証がカメラの裏ではなく画面内に埋め込まれました。感度も良好でスムーズに解除できます。
・f値が1.7から1.5に
f値1.5は一眼レフの3万円程度の高級レンズに匹敵します。かなり夜景に強くなりました。暗い場所での撮影を躊躇することはありません。f値が低いと夜景が撮りやすくなる反面、明るい場所ではボケやすいので扱いが難しいです。風景画より一点物を撮る時に真価を発揮します。
・ROM、RAMが2倍
RAMが4GB→8GB、ROMが64GB→128GBになりました。最近はサイトやアプリでの動画広告が増えておりキャリアやメーカーはサクサクと言いますが色々なアプリを入れれば重くなる訳ですから、それを見越したスペックにしてもらいたいですね。
・ステレオスピーカーに
Galaxy唯一の弱点だったモノラルスピーカーが、遂にステレオになりました。音もかなりよくなっているので音楽再生しながら作業もよいですね。
・最新プロセッサ採用
10nmプロセッサから7nmプロセッサへ。最大周波数2.35GHzから2.84GHzへ。プロセスルール微細化は消費電力削減と熱の減少の両方のメリットを生み出します。
・バッテリー容量増加
S8+は3,500でしたが、S10+は4,000mAhと大幅に増加。海外モデルは4,100mAhですが日本モデルは安全の為100mAh減らされています。それでも重さは1gしか重くなっていません。技術革新の賜物です。
・設定項目削減
静止画の解像度設定廃止、標準IMEのフリック文字拡大設定廃止など設定項目が減らされています。設定項目が多いとメーカーやキャリアとしてもサポートが大変ですから、なるべくシンプルにしたいのでしょう。
・LED通知ランプ廃止
画面占有率確保の為、画面上のLED通知ランプが廃止されています。Always On Displayなどをご利用下さい。
・日本版はクイックチャージ非対応?
クイックチャージには対応せず、PD充電への対応に変更となりましたので注意。
・ソフトケース標準付属、フィルム最初から貼り付け済み
ケース買うまで裸で持ち歩きたくないという意見に配慮し、好きなケースを買うまでのつなぎとなる簡易的なソフトケースを標準付属。また指紋認証が液晶画面内に埋め込まれた為それに対応する液晶フィルムが必要な事や人間の手で完璧に貼るのは難しいことを考慮し、グレアの純正液晶フィルムが最初から貼り付け済み。エッジ部分も覆う物でかなり精巧に作られています。
・SAR値減少
au版での比較ですが、S8+は0.780、S10+は0.670とSAR値が減少しています。電磁波に敏感な人にはよいでしょう。
*データコピー大変では?
Galaxy同士の乗り換えなら専用アプリを使えばまずワイヤレス通信でWi-Fiの接続情報がコピーされ、その後はそのWi-Fiを使って20分ぐらいでアラームの設定時刻から壁紙、ホーム画面のアイコン配置まで全てコピーされるのでセットアップはかなりラクです。LINEとカカオのトークのコピーとモバイルsuica等の残高移行はされないので各自でやる必要があります。
以下は全てGalaxy S10+で撮影した作例です。クリックすると原寸大の写真をご覧頂けます。f1.5の高級レンズを搭載しているので初心者がパシャパシャ撮っていつも高画質、というよりかは当たり外れがあるというか撮影する側も一眼レフ並みの構図や技能が求められます。
左がナイトモード、右が通常モードの写真。ナイトモードは保存までに10秒ほどかかりますが、イルミネーションやネオンの光量が明るくなっているのが分かるでしょう。より見た目に近い夜景を撮影する事が可能です。
作例をいくつか載せてみます。花を写すと花モード、景色を写すと景色モードになります。ピント合わせせずに撮ることもできますが、タップして手動でピントを選択させるとよりパリッと仕上がります。ノイズはS8+に比べると少し増えていますが、従来は画像処理感が強すぎて人工的な写真のように見えることもあったので、iPhone等のライバルに合わせて多少ノイズを乗せつつ自然な感じにしたのでしょう。
特に夜景、夜の撮影においては殆ど一眼レフに匹敵すると言っても過言ではないレベルに到達していると思われます。
将来的にはインカメラももっと小さくなって画面の中に埋め込まれて見えなくなっていく事を期待しつつ、気になる方はぜひ購入してみて下さい。
