“廃棄の温床”セブンおでん中止 ファミマはおでん廃止?!

セブンの一部加盟店が「当店ではおでんの販売を中止しました。食品ロス削減にご協力ください」と掲示した報道が話題になっている。セブン本部は「おでんや中華まんなどのFF商材展開は加盟店の裁量だ」としているが、無言の圧力によってほとんどの店は売り続けているはずだ。

実際、おでんは割に合わない商材だ。具材一つ一つを何時何分に入れたかなど正直管理しきれないのが本音で、つゆの継ぎ足しや崩れたら廃棄などまるで5分おきに泣け叫ぶ赤ちゃんのように繊細な管理が必要だ。ほとんど売れないにも関わらず本部は具材を常に満タンにせよと指導し、その通りにやると毎日売価で1万円以上の廃棄が出る。もちろんこれらの廃棄はほとんど加盟店負担だ。おでん鍋の清掃は一日1時間ぐらいかかるが、これにかかる人件費等は加盟店の負担だ。これらの経費で元を取ろうとすると一日50~100個売らないといけないが、そんな店はほとんどない。また蓋を開けっ放しにしている店ではホコリや虫が入る、蓋を開けている時に客がくしゃみしたらどうなるのかなど衛生上の問題もある。85度以上で温めるため電気代がかかり店内が暑くなりやすい問題もある。85度のつゆを流しに捨て、熱湯を入れるが火傷の恐れもあるので誰もやりたがらない。
さて、ファミマでは11月末をもっておでんを完全廃止して1月からレンジアップおでん(定番具材がパックになっているもの)に移行する。厳密には本部として9~11月以外は鍋おでんの推奨はせず選択制とし続けたい店は続けてもよいという事だが、前述のように廃棄しか生み出さない商材であるからほとんどの店が廃止に踏み切るだろう。本部として方向性を定めているのはポイントが高い。おでん廃止に関してはファミマが一歩リードしている印象だ。人手不足という報道もあるが、人手不足と言うよりは廃棄削減の要素が強い。確かに清掃を誰もやりたがらない側面もあるがおでん掃除は面倒事のなすりつけ合いでありこれが無くなれば従業員の定着率が上がるのは間違いない。
客も理解が進みつつあり、揚げ物や中華まんやおでんがなくても文句を言わなくなってきた。これらのFF商材はコンビニの発展に役立ってきた部分もあるが、時代が変わりお役御免といった所だろう。大幅に廃止や改革を進め身の丈に合ったサービスや商材にしていく事が求められる。