台風で関東9割以上閉店…まるで廃墟 開けてる店はブラック?!

台風の影響で関東では9割以上の店が臨時に閉店している。街を歩いてもほとんど明かりはなく、車や人の通りもなく、まるで廃墟状態だ。人々の移動を支えるJRが軒並み運休したのが大きいだろう。スーパーやドラッグストア、牛丼チェーンなどほぼ全てだ。特にコンビニにおいてはJRが運休した影響で弁当の製造員を確保できず便まるごと欠品、次便繰り越し、店舗自体も積極的に休業して良いとする通達などおそらくコンビニ史上前例を見ない対応がとられた。

写真:中食全ての商品が空になったコンビニ

実は地域によっては前回の台風15号の方が影響が大きかったのだが、今回は短期間に2回起きたという事でマスコミ報道が過熱し、「この台風で働かせる方がブラック」「開いている方がブラック」などと世論の風向きが変わり始めた。一昔前は「災害でも開いているのがコンビニ」「まるで地域のインフラ」等と言われてきたが、時代が変わり今や災害時に開けていると写真に撮られてSNSに店名アップされて叩かれてしまう時代になった。企業にとって最も恐れるべきことはSNS炎上であり、これだけは絶対に避けなければならない。「災害時でも営業しているのか、けしからん」「従業員の安全はどうなっているんだ」「客の車に傷ついたらどうする」「ブラックな店には行かない」という事になってしまう。またコンビニにおいては、一日程度閉めた所でオーナー収入が大きく減る訳ではない。日販50万なら5万円程度の収入が飛ぶが、例えば無理に開けておいて従業員が出勤中にケガしましたとか、ゴミ箱が吹っ飛んで客の車に当たりましたとか客同士がケガしました、ガラスが割れましたなどとなって示談交渉や裁判で揉めるよりは閉めておいた方が安上がりという経営判断もあるに違いない。
時代は変わった。最も大事なのは商品や金よりも客・従業員の人命だ。今後も台風の度に休めるような風土作り、体制作りが強く望まれるだろう。