川勝知事と国交省対談「作業員の安全…」提案拒否も「どの法律か」国論破

静岡県内での着工が進まないリニア新幹線について7月9日、川勝知事と国交省による対談が行われた。結論は出ず平行線に終わったようだ。

知事「知事室に来る物は全部オープンにしております」
次官「それはなかなか勇気要りますね」
次官「昨日私どもの方から提案としてですね、既にお読み頂いてるかと思うんですが、かいつまんで趣旨を説明させて頂ければと。この議論、大井川の水資源、南アルプスの自然環境を守るんだとリニアを早く作るんだと両立させる、これは共通の物かと思いますけど、特に水につきましては我々流域市町から伺いましたし、歴史を見ても大変苦労されたと、切実な問題と理解しております。そういう認識の元に有識者会議が運営されていると理解しております。水の問題ですけど、大井川の下をトンネルが通る、川の水が減る、地下水に影響が出るという懸念だと思います。今回の提案は両立という事を考えた時に、そのトンネルを掘る前の段階で両立に叶うんじゃないかと、そういう提案であります。なし崩し的に本体工事に進むんじゃないかという批判で歯止め、担保もご提案させて頂くつもりであります。
具体的には三点ございまして、有識者会議の必要な手続きが出るまではトンネルの掘削に着手しない、というのが一点。静岡県においては条例を速やかに進めて頂きたい、三点目としてなし崩しという懸念への一つとして、坑口の整備をしてしまうとトンネルの位置が決まって本体に進むんじゃないかと言う事で坑口の位置を見直すという変更を前提としてJR東海に確約してもらうと。
繰り返しになりますが、二つの目的を両立させる。今の段階でできる事ということで、知事に提案をさせて頂きたいと、前向きに受け止めて頂ければと。」
知事「今日は藤田さん、背広で来られて、暑い中。これは扇子で、涼取れるでしょ、省エネで。今日は議会で、正装なんです。議会ではこれは正装、最も威儀を正すべき議場においてもこれを。何となく砕けた感じで、10年やっておりまして。正式には侍シャツというブランドがありまして、それは使えないという事で。今日は藤田さんがお越しになるという事で、新聞は大歓迎ですよ。それで昨日からてんやわんやの大騒ぎで、どのようにして迎えようかと。来られますよと言うことで流域市町、何かご提案あるか聞きましたら非常に合理的な提案だという事でありますが、牧之原の市長さんは坑口の整備は既成事実を作る、と。染谷市長は会議で伝えてあると。水が自分たちにとって命の水であるかと言うことなんですね。先ほど豪雨のこと仰いましたけど、豪雨で作業用道路崩落という事で、地図も出てますけど。千石ヤードの所、水道が使えなくなった。ヤードの整備をする人はですね、西俣ヤードがえぐられてですね、道が台無しになったと。帰りたい。だけど道が不通なもんですから、通れないと。水はないと。食料もいずれ尽きるだろうという事で。そういう方達の状態だと。まずこういう形で金子社長に来て頂いて、いい方でね、お話をしたわけですけど、ものすごく関心が高い。1990年代からですね私も国土審議会務めて、スーパーメガリージョン知ってます。いわば推進してる立場である訳でね。そうした中で南アルプスの問題が出てきた。水が確かに大事というのは金子社長も言って頂きましたし、改めて言いますと62万人の水道、80万世帯の水なんですよ。地下水使ってる企業だけで440社、井戸だけで1000本ぐらいあります。産業用水ですけども。農業用水という事で農水省さんが平成9年から平成29年、20年で600億の税金を使って3年前にようやく解消した。そういう意味で農水省としてはなけなしの水を均分に皆さんに分けられるようになっておりまして。ですから水がなければ一日も生きていけない、そういう事なんです。副社長の100km先だから関係無い、とんでもない話です」
「だからですね、水の話は、水がかけがえのないものだ、それは十分分かっております。それが前提だと思っております。その上で今回の提案に関して言いますと、影響の小さい範囲で坑口の整備をできないでしょうかと」
「もっともなことですが、国民に訴えたいと思ってるでしょう。我々も人々の迷惑のためにやってるわけではなくて、静岡県の大井川で生きてる人達、そこがですね危殆に瀕してるという事で、みんなに聞いてもらいたい。全部にオープンにしたい。それでですね、鉄道局長とうちと、5つのお約束を致しました。第一条、会議は透明である事、会議は全面公開で行い、内容をよく踏まえた上で県民に分かり易い議論で行う事。はい分かりましたと言って、こういう事ができない状態じゃないですか」
「公開の問題はですね、関係者の方にご覧頂くとか、議事録を公開するとか、必要な範囲ではやっております」
「その後付けは会議が始まってから聞きました。会議の議員の先生が嫌がってるからとか、詭弁を使うなと。オープンにしたい、全ての人に知って頂きたい。命の水であると同時に危険を及ぼしかねない」
「知事の立場もよく分かりますけど、貴重な時間ですので、昨日の提案について議論を深められればと思います」
「これはどこのお茶ですか、御前崎、浜岡原発がなければリニアが動かないじゃないですか。この水は、このお茶になったと。どうぞ。」
「美味しいお茶ですねぇ」
「水です」
「で、それで、組長の皆様方にせっかく言って頂いた、活動拠点の整備と本体工事と、その中間にある物をなされるという事ですよね、それはこれはですね、ずっと議論してきておりまして、今から2年前、平成の2018年の8月に坑口の整備はどのようにするかという事で、議論した結果、坑口の整備は本体工事と一体である、と。しかし、別にトンネル掘るわけでないからどうかという議論がありまして、昨年5月、流域の市町とお話をしました結果、坑口はトンネル工事と一体と見なすという共通理解であります。これはいわば流域全体の考え方。それは両立という事なんですが、両立というのは何もあの、今のリニアをそのままの計画でやるというと、例えば南アルプスがダメになったりするじゃないですか。結果的に両立できない場合がありますね。色んな形のやり方があると言うことで、新聞があるんですが、日経の新聞があるんですが、7月9日、リニア開業について期待と不安という事で、ルート変更も一つの案だと。そういう両立の仕方があるんじゃないか。そうしたら今日実は議会がございまして、議会で委員長報告というのがありまして、一部ですけども、危機管理暮らし環境委員会でですね、委員からは他県の方からとっては突然反対し始めた、本来開業目標に間に合わないのであればルート変更も視野に入れるべきだと、なぜ言わなかったのかと。両立の仕方も色々あるんじゃないか」
「ちょっとよろしいですか。流域の市町の共通理解として坑口整備はトンネル整備と一体であると言うことで条例を運営されているという事で、それは理解しておりますが、それを踏まえてですね、それを今回切り離して考える事はできないでしょうかという事で。実質的な不安が水にある物なのか、今回の事は水に対する影響が小さいですよね、なし崩しに関しては担保を掛けておりまして。具体的にどういう所が納得できないのか
「有識者会議で不十分な形でありますが、匿名で公開というのは詭弁と思ってますけど、そこで議論してもらっていまして。有識者会議の結論が出るまではしないという事は条件、当たり前ですよ。だから危機管理リスクに対する、予想ですね、こうした物について徹底的に議論した上で工事に入る、という事ですよ。それをとりあえず有識者会議が終わるまでは工事に入りません、というのはわざわざ言うほどのことかと。これは有識者会議で、2018年だったかな、社長さんが2014年から要求していた全量戻しを約束された。全量戻しができるかどうか、地質はどうか、水質はどうか、残土はどうか、生態系に対する影響はどうか、それで今議論してもらってるでしょう。それ終わる前に工事ができるかどうか、工事はできないという判断もあり得るでしょうが」
「トンネル本体は有識者会議の結論を待ちましょう。その手前の工事を今進めることはできないのでしょうか、こういう提案を申し上げているわけです。水にも影響しない、なし崩しにもなりません、あと懸念を払拭することはできないでしょうか、そこに対してこれでは足りない、これでは具体的にこういう心配があるのであれば、追加的にお話ができると思うんです。ただダメと言われても先に進めないですよね、こういう対話をしないと一致点に至らない。何が具体的にダメなのか分からない
「台風19号でどれだけ大きな被害があったか、河川敷に仮設道路を作ってるわけです。西俣ヤードの所に行く東俣線、工事をすると言っても工事ができる状態じゃないでしょう。今月中に工事をやりたい、千石でやりたい、水道もないから、仕事もできない状態じゃないですか。それでね、見に行かれての現場のコメントが一切ありませんでした。静岡県とJR東海は法律に基づいて権限移譲のことを言ってはいけない、建設的なことで恣意的な話をしないでくれと。河原の道がありますがそこは仮設の道が水で覆われてます。そういうような状況で水道はいつ復旧できるんですかと言ったら半年、数ヶ月かかると。そんな状況で整備だけは、と誰がやるんですかその整備は。その作業員、こんな危険な状況で集中的にやると。27km寸断された道路、行かないといけないじゃないですか。それをやらないで工事だけやりたいというのは現場を踏まえてない議論だと思いますね」
「安全が大事というのは異論は無いと思います。ただ、確かに非常に厳しい条件ですが、その厳しい条件の中で細心の注意を払って工事をするというのは大事なんじゃないですか。リスクがあるから工事できないというのではなくて
知事「現にリスクがあるじゃないですか」
次官「今の状況は被災もあったと思います。復旧見通し立ってないと言うことですが、それはそれを踏まえてJR東海が考えるんでしょう。今できる事を進めておく」
知事「今できることは作業員の安全を確保する」
次官「その事と条例がどう関係するんでしょうか
知事「条例は今あの作業をする為の活動の拠点、そこで生活されるわけですから、建物、水道、電気もいると。河川がえぐられている所を元に戻すと。自然に対する改変を伴うから条例を作られて、5ha以上になると自然環境に悪影響を及ぼさないかどうか委員会を設けて、自然環境に悪影響を及ぼさないかやるわけです。そしたら4.9haまでされた。5haまで行かないから、条例で協定を結ぶ段階に達してない。なぜ4.9haなんでしょうか。条例のことは社長さんは十分ご承知だと思って、5haを超えればこうなりますよ、と条例ですか?とこんな感じだったので、事務局に戻って検討しますと仰った。条例についてご存じなかった。条例を開けてみてあれ、知らなかったと言うことになって。ヤードを4.9ha+α、5ha超えるわけです、そうなれば条例が必要なわけです。工事をする人が今行く所がなくて、小屋に避難して、すぐに帰りたい」
「条例の目的は自然環境の保全ですよね。自然環境の保全という目から見れば、今度提案してる追加工事はどういう評価になるんでしょうか。これまでやってきた宿舎と同じ性格の工事ですので、条例という目で見た時にそこと同じ扱いはできないのでしょうか」
「合理的な判断ですよね。水には影響がないと。条例は条例で客観的な基準がありますので、5haにかかりそうなので」
「協定を結ぶ対象として、今回の追加的な工事で協定を結ぶという手続きには入れないでしょうか。水に対する影響でいえば今回の追加的な工事はこれまでの宿舎等の工事と同じような性格のような物であるので、条例に照らして協定を結ぶという事はできるのではないでしょうか」
「議論の上では、空論に近いですが、できます。実際の現場は悪天候でV字型の谷で谷が寸断されて、それがおそらく常態化するという中で、自然界の保全もクソも人間の安全が先だ。静岡市から47kmあるんですよ。地質が悪くて通行できない状態です。そうした所を通らないといけない。落合線は帰り、倒木のために通れなくなっている。そういう所を自然環境保全前提で5haを超える、生活に関わる事なので、自然環境に影響がないから結べないか、といわれても誰がその工事をするのか」
「おそらくですね、繰り返しになりますけど色んなリスクがある。その中で安全を確保しながら施行する事は可能なわけです。宿舎の時も同じだったでしょう。さらにいえばダムの関係者、色んな往来がある訳です。その安全という共通の問題がある訳で、この工事についても安全を確保しながら進めることは可能なわけです」
「安全を確保しながら進んでないわけです。生態系の問題があります。南アルプスのエコパークになったのはルート決まってから2年後ですよ。それに関する関心は国際的にあります。これまでやってることとあまりにギャップが多いから。安全が大事というなら水資源や環境について大丈夫だという事についての返答を頂戴しないと」
「それが安全が確保されないとダメだよという事でしょうか。それは知事のお考えとして安全の問題として、知事の権限として工事を止めると、そういう考えでしょうか
「社会常識として作業員が働いていて、水がないと、帰るにも帰れないと」
「働ける環境を作らないといけないですよね」
「誰がやってるんでしょうかその仕事を。それを指導するのはあなたの所じゃないですか」
「それは復旧するんでしょう、JR東海と林道の管理者と」
「半年かかるという意見も出てるわけです」
「その上で工程をどうするかという問題だと思います」
「その時の話でしょう」
「そうではなくて、今できる事をどうするかという話だと思います」
「言葉の上でできますという事ではなくて、自分たちが明日どうなるか、帰れるのか、という事が常態化してる中で、協定を結ぶとか、坑口の工事を水には影響しないから協定を結べ、といわれてもそれはちょっと」
「経済活動をやる時に何をクリアできればできるのか、明確にしないと、経済は成り立ちませんので、抽象的な安全という話で」
「抽象的ではありません。具体的です」
「具体的にどうすれば良いのか、どの法律に基づいてどういう基準があるのかで議論しないと、予測ができないわけですよ、民間企業は。具体的にこういう基準をクリアすればできますよ、という事でないと議論ができない
「ともあれあの、西俣ヤードはえぐられて、坑口の工事をするとか」
「台風19号の話でしょう」
「そこに行く道もやられてる」
「それはそれとして」
「工事を早くやらせるためにこういう協定があった方がいいと」
「工事をできる環境を作るということです。できる範囲内で。一個一個クリアしないと、環境の問題、安全の問題。環境の問題は協定を作ればクリアできるのではないでしょうか」
「まずは正確なデータをもらわんといかんですな、JR東海から」
「それは水の問題ですよね」
「環境の問題もやってるわけです」
「それは本体工事の話ですよね」
「本体工事をやれば、下流、中流にも影響しますので」
「本体工事に伴う減水の問題等については専門家会議などでやってますので。そこに至る前の工事ができない具体的な理由。具体的に問題点を指摘して頂いて、だったらこういう解決策がないでしょうかと、こういう対話をしない事には。沿線の市町の方にはご不安、ご懸念があるのはわかりますので、我々の提案の趣旨を説明するプロセスも必要なんじゃないかと。昨日あれを提示して、昨日のうちに流域の市町に紹介したという事だと思うんですけど。文面読めば分かると思うんですけど、ご不安、ご懸念に答えるというプロセスを踏んでないと思うんです。こういうプロセスを踏まないと一致点を見いださないと思うんです」
「坑口を定めて、周りの伐採をして、ヤードを整える、これは水に影響ないだろうと。これは2年前から議論して、坑口の所は本体工事と一体という共通認識があるので、大変恐縮ですけど、坑口の所は関係ないじゃないかと提示頂いたのですが、すぐ返事ができたのは、これから議論してから決めるべきという物ではなくて、坑口の所に手を染めるというのはこれは本体工事という共通理解があります物ですから」
「有識者会議が立ち上がって水の議論も始まりまして、一生懸命やってるわけです。その中で新しい事情の変更も踏まえて、もう一度整理し直すことはできないでしょうか。それについてどういうご懸念がおありでしょうか。一度整理した未来は変えられないという事なのか、こういう事が心配だからできないという事なのか」
「47項目ですよ」
「47項目は本体の話でしょう」
「本体と仰るけども、本体工事をした関連で坑口をやると、導水管をやると、こうしたものは微妙な変化をもたらしますから、そういうご懸念があって、工事する人がするわけですよ、その中に47項目が入ってるわけですよ」
「ですから、例えば濁水処理施設についてはこれはダメだよ、となればやり直して下さいというのを入れてるわけですよ」
「濁水処理も含めて、これはトンネルを掘らないと濁水は出てこないわけですから。トンネルを掘るというのは活動拠点とは区別された本体工事だ、という条例に基づいた共通の理解があると」
「おそらく私も条例拝見しましたけど、運用として整理を変えるというのはできない事は無いと思うんです。そういうのも提案として付記させて頂きましたけど、検討して頂けないでしょうかと」
「手続き上、一つ一つね、坑口は別にトンネルに関係無いと見る事もできるし、トンネルと一体だと見る事もできるし」
「もう千石ヤードは水道施設被災、路肩が崩落、河川道が水没、こういう状況ですよ。こういう状況の中でこれからもずっと工事をしていかなければいけないという不安や懸念が強くあって。現場を抜きにして話できない。今や言い合うのではなく、学者がJR東海と向き合ってるわけでしょう、専門部会で。だけど答えが出てこないからそちらにお預けしてるわけです。答えの出し方は両立というのは、JRのリニア新幹線は色んな過程を経て決まったと。そんなの知ってますよ。これに反対してるわけではありません。リニアに反対してるわけではない。アルプスと、水と守らなければいけない。これは環境省の国家公約でもあるし、農水省にとっては農業の、水道は経産省でしょう。みんな国の物が関わってるわけです。我々はリニアに反対してるわけではありません。この水は経産省の国策、環境の国策、農水省の国策、関わってると。リニアが他の公益に阻害する物であれば出てくるように、迂回したらどうですかという意見が出てくるわけです。一つの考え方だと」
「リニアのルートは色んな手続きを踏んで決まっている。その上で水の問題、自然の問題、どうするかと議論されていると」
「私もコミットしてましたからよく知ってますけど、ルート決まったのが2011年ですよね、その数年前まで静岡県の名前は入ってなかったですよ。有識者会議のメンバーでもありましたから。過程は知ってると」
「水の問題は議論してるわけです。有識者会議でやってるわけですから、結論を待ちましょうと」
「結論は予想できるでしょう、大丈夫かダメだと」
「大丈夫か、ダメだ。その二分論なんでしょうか」「どういうリスクがあって、どういう確率で生じるのか、それに対する対応をどう評価するのか、それを積み重ねて最終的に話をすると。それを待ちましょうという事であって、今ルート変更の議論をする段階では全くない
「私は別に考えるだけのことを言っている。金子社長に全量戻すという約束であなたの所で有識者会議で冒頭発言されて、静岡県は技術上不可能な事を言っていると言われたわけで、そんなことを言わせてるわけじゃないですか」
「そういう意味ではないと理解してますが」
「そういう意味ですよ。もしできないという事になれば、どうするか、当然社長として考えなきゃならん。それを指導する国交省として、水の問題、トンネルを掘れば水が出てくる、排水すればよろしい、それが一滴も譲れない水だと。命がけですよ、確実に戻します、水は大事にします。
どういう根拠でそれができるのか示さない限り、納得が行かない、これからやるわけですから、今までやってなかったわけです」

「それは今まさに有識者会議でやってますので、その議論とは別に、あまり議論が拡散すると時間が勿体ないので、提案についてなるべく絞ってお話をさせて頂きたい」

「現場を抜きにした空論だなと理解致しました。結論出てるわけですよ。坑口についての工事はトンネル本体工事と一体であると見なすという共通理解です」

「今日、昨日ですね提案を申し上げた時に、知事の方から今日私から話を聞きたいとこういうコメントを出して頂きましたよね。それをもう一度、流域市町にこういう話があったよ、あるいは私どもから直接市町に趣旨を説明させて頂くだけの価値はあるんだろうと思うんです。それから実務的に条例の運用としてどういう可能性があるのか、ご検討頂くと、そういう価値はあるのではないかと、その上でどう判断されるのかと」

「それはよく分かりますよ、間もなくね、次官も別の所に移られるという事で、最後まで職責に果たされるその姿は敬服に値します。しかしながら一方で、国益のために、公益のためにやってるわけですね。両立は色んな観点で考える事はできますから、考えるのは自由で、今この件の両立だけ考えろと言われても、自治体全てと言っても良いです。自治会全てが決議をしてここに来られて、ルート変更しなさいという意見が県議から出たのはですね、これまでの議論のやり方やJR東海のデータはあまりにもずさん、技術的に保証できない場合がある、その場合、指導官庁としてどうなさるんですか」

「あのですね、色んな立場で色んな考えがあるのは当然だ。有識者会議を運営する中で追加データを出して下さいと有識者会議を運営してるわけです」

「その結果を待つまでは何の動きもしないというのが筋だ。できる事をやればいいというのは、名古屋の工事も遅れてるじゃないですか、土地の買収も。長野県も。あちこちで遅れてます。それを抜きにして静岡県がダメだから全てがダメになるというような風評を鉄道局長やJR東海がグルになって出してるかのごとく、みんな思ってる。どうしてそうか、今仰ったような詭弁を使ってやるから、鉄道局は一体、まともかと。これは事務次官ではありません」

「私の部下でありますので」「私も組織の一員ですので、批判があるかと思いますけど、色んな所で色んな事態があると思うんです。それを一つ一つ潰していくという事が必要です」

「ここの潰し方は準備不足だという事です」

「今有識者会議でやってるわけです」

「その場合、準備不足だとすれば、なぜ準備が不足してるのか、大臣としても考えるべきだ。事務局がしっかりしてないと大臣が恥を掻くことになる」「鉄道局が上げてることが上手く行かない原因になってる。厳重注意をすべきだ。嘘をつくような人、約束を守らないような人は富士山の聖域に土足で入ってくるような事と同じでここに入ることは許さない、あなただけなら許すと言うことなんですよ」

「これ以上議論を致しませんけども、組織の人間として決してそういう事ではないと思いますけど、先ほど申し上げたとおり色んな理解があると思うんです。メンバーの方がプレッシャーを感じずに静かに議論したい、と言った言わないみたいになりますから、そういう議論はやめましょう、これ以上議論しても生産的ではないと思いますので、そこはご理解頂きたいと思うんですよ」

「頼りにしてますよ」

「それで先ほど申し上げたように、今回のご提案で、昨日の今日ですので、どう市町の意見を集約されたかは分かりませんけど、今の状況を踏まえて我々が新しい提案を申し上げた、懸念があるのか、一致点を見いだす余地はないのか、そういうプロセスを踏みたい。それだけの価値はあるのでは無いかと」

「国交省が本気で身を乗り出してくれるのは有難いです」

「今日の話も踏まえて市町の意見を伺って頂くと」

「藤田さんみたいな人なら良いですけどね。一旦信用を失った人が説明に来てもですね、話聞かないですよね、誰が話をするかですよ。鉄道局ではなくて、固有名詞がある訳ですから。約束を破る、合意事項を守らない、詭弁を使う、そういう人が来ても誰が話を聞けますか」

「そこの評価は私はこれ以上申し上げませんけど、そこは異論がありますが、どういう形であれば説明ができるかというご相談を、そういう場を作って頂く、あるいは我々がやらせて頂くと。もう一度知事の方から流域の市町に。県庁の中で実務的に条例の運用や解釈がどうかと検討して頂く」

「坑口の件について水と関係無い。これは議論して結論が出たと。次官もせっかく来て頂いて、今度は都市局かなんかと新聞で報道されてましたけど、私はずっと国交省と仕事してきましたからね、尊敬している人達がいる所です。一緒に仕事をしてきたという気持ちがあります。この問題はそういうのを踏まえた上でやってるんです。鉄道局が失った信用は小さくないと」

「知事のご見解として承っておりますが、ぜひそれだけのここでやっぱりダメだという結論になるのは忍びないですから、少し後のプロセスにお乗せ頂いて、具体的な懸念なりをお示し頂いて、何とか一致点がない物だろうかと探ってみたいなと思います。実務的にご相談頂いて」

「そこで働いている人が全て。金子社長は診療所作ると。救急車やヘリも入れない。球磨川みたいになったらどうするのか。現場が安全に仕事やってるのはJR東海の下請けなわけですから、そこをキッチリやらないと誰も協定結んで水が確実に戻りますよと言われてもですね、今やってること、何をやってきたかが全てですから、言葉が浮いちゃうわけですよ」

「過去に色々あったと思いますけど、これからの議論として、信頼回復も含めて」

「厳重注意をするか、人を変えるかですね」

「それは知事のご意見として承りますが」

「これからどうなさるんですか。これまでリーダーシップ取って頂いたのでね、色んな形でご指導頂きたいと。新聞報道で次の次官が決まったと」

「あれはあくまで報道ベースですけども」

「リニアに反対するわけではありませんので、色んな両立の仕方があると言うことも含めてお考え頂きたいと」

「是非又引き続きご相談頂きたいと」

ネット上では「国交省が理論的に説明しているのに知事は感情的だ」「本質から逃げている」「また雑談し始めて時間稼ぎする作戦」「相手はスーツなのにくだけた服装はどうなのか」「一民間企業の作業員の安全を県が口出しする事ではない。何かあったら補償してくれるありがたい県なのですね」「リニアの話なのに鉄道局批判の話にすり替えている」など県知事批判の意見が多いようだ。

兵庫県知事「諸悪の根源は東京」発言 取消と撤回はどう違う?

兵庫県知事が「諸悪の根源は東京」と発言して、その後発言を“取り消し”しましたが、行政において取り消しと撤回は概念が大きく違います。
取消・・・過去も現在も未来も含め、その発言を無かったことにする事。
撤回・・・言った当時の発言は残すが、将来に向かっての効力を無かったことにする事。
小池都知事は「先輩ですから。ベテランの知事であります」「取り消されたのはよかったのでは」と軽く受け流した模様。

民間人からすれば「いや、一度言った物は取消も撤回もねぇだろ」「言葉を変えても同じ」「発言は一生消えずに残る物だ」と思いそうですが、行政の人達は「撤回します」とか「取り消します」と言えば取り消せるのだから楽なもんですね。過去に安倍総理が民主党政権を「悪夢の政権」と言って「取り消しなさい」と言われて「取り消しません」と答弁したのは記憶に新しいですが、どの地域で感染が起きてもおかしくない現在、くれぐれも周りの知事も騒がないようにしてもらいたいものです。

マスコミは言わない!新宿で感染すると感染者に10万見舞金でうつす人続出?!

マスコミは「243人で過去最多」とか報道していますが、なぜこの人数になったのかを一切報道しません。数ばかり報道して国民に不安を煽っているのがマスコミであり、公共の電波を使っているのだから「報道しない自由」を行使するのはやめてもらいたい所です。放送法には「政治的に公平であること」と書いてあるはずですが。
さて、実は新宿区では4月7日時点で新宿に住民登録している住民を対象に「感染すると見舞金10万」という制度ができましたが、これは名称こそ見舞金であるものの本人や家族が10日間隔離される事に対しての補償という意味合いがあるようです。

新型コロナウイルス感染症に罹患したことで社会経済活動が制限された区民の方へ見舞金を支給します。
対象者
新型コロナウイルス感染症に罹患し、「新型コロナウイルス感染症発生届」が医療機関から保健所に届出された者のうち、以下のいずれにも該当する者。
[1]令和2年4月7日に住民基本台帳に記録されている者
[2]令和2年4月21日までに住民基本台帳に記録する届出がなされている者
[3]発生届の届出日に住民基本台帳に記録されている者
※4月7日は、東京都に緊急事態宣言が発令された日
支給金額
1人につき10万円(1人1回限り)

予算は1000人分を確保した模様です。議員達は「悪用しないだろう」と思って成立させたようですが、最近は抜け穴を探す人が多くいるのも事実。条件が全くないので悪用させる事も可能です。例えば極論を言えば「咳しようぜ」「マスク無しで会話しようぜ」「飲みまくろうぜ」などと言って広まって職場全員PCR検査して職場全員陽性であれば医療費完全無料で治療できてホテルで過ごせて、オマケに10万もらえるわけですから、そりゃみんな10万貰いたいわけです。金が欲しいのは誰だって同じですから。会社員は隔離されたら会社を休まなければいけませんが、自営業などは隔離されても大して損失はありませんから隔離大歓迎なわけです。医療従事者に支給、給与明細を提出させて日割り計算で実際の損害分のみ補償、スーパーのレシートを提出させて飲食料品分のみ支給というのであればまた話は変わってきますが。
新宿の感染者数については累計ですが、7/5時点で814人、7/6時点で851人、7/7時点で888人、7/8時点で898人となっています。
感染したら本人や家族に負担が掛かるのは事実で制度の趣旨はよく理解できますが、現金を配るのではなく水道料や税金を減免するなどキャッシュバックの方向で政策をやらないと悪用する人が出てくるのは目に見えているので、この制度については強く再考すべきと願います。