ビフォーアフターが放送終了した噂レベルの理由

本日、リフォーム番組の老舗である劇的ビフォーアフターが放送終了(今後は特番のみ継続)するというニュースが入りました。
そもそもなぜ終了することになったのか、背景をまとめてみます。

表向きは「東日本大震災やオリンピックで人手が減った」としていますが、

本当は
検索で「ビフォーアフター」と調べても失敗例しか出てこず、応募が減った、放送局への苦情が増えた

というのが大きいと思います。

具体的にどのような失敗例があったのか、一覧にしました。
・家族の意見はほとんど取り入れられず、打ち合わせも数回のみ。一方的に工事を進め、建物を初めて見せる
・匠のデザイン料を取っていないとはいえ他の費用は全て自腹であるのに、客はほとんど希望等を出せない。現状の問題さえ解決できれば何でもありというやり方。番組主導で工事が進められ、いわば匠のコンセプトハウスでしかない
・放送で出てくるリフォーム費は相場より高く、新築した方が安い
・2010年にリフォーム費が予想より高いなどとして裁判を起こされたことがある
・”家族のためを思った匠の技”などと銘打った「ギミック」「からくり」が実は家族から不評で、番組放映後に修正工事をしている
これらは前振りというか根拠・理由を付けて放映しているので、確認してみてください。例えば以下のようなものです。
1.毎日使うものだから、自動で開けるようにしました。(3日で飽きる。邪魔。壊れた時「匠」しか直せないのではないか)
2.力のないお年寄りのために、軽い力で開けられるようにしました。(後々部屋を変えて使わなくなったりする)
3.ご主人のために、ロフトを用意しました。(人によっては使わなさそう)
4.コスト削減のために、リフォーム前に発生した不要な物品を活用しました。(望んでいなければ諸悪の根源でしかない)
5.前の家を思い出してほしいという匠の考えで、前の柱を再利用。生まれ変わってこの通り。なんということでしょう!

 

要は、ビフォーアフターの対象となった物件は、テレビスタジオだと考えた方が良いでしょう。
テレビスタジオは、美術や照明等、技術を駆使してテレビの映りが良くなるように工夫しますが、それとやり方は同じ。
テレビで見せて視聴率が取れるような見せ方、話題になるような見せ方をしています。長期的な安定性や信頼性は考慮していません。いい絵が映ればそれで良いのです。
「なんということでしょう!」という煽り文句がまさにその通りなのですが、アフターのプレビューでの私物や品物もテレビ局側が用意したもの。
実際展示場等では何も置いていないことが多いのに、見栄えを良くして生活感を出すために勝手に用意して撮影しています。

 

現に番組の中では家族が満足しているシーンがほとんどですが、ごく稀に家族が不快に思っている場面が放送されたこともあります(いつかは忘れました)
否定的なコメントではなく「これちょっと分かりづらいな」「機会があれば使ってみたいと思います」というような深みを残したコメントが多いです。
また新しい建物に入って素直に喜ぶのではなく、「これ不満だ」という顔をしたまま玄関から動かないような場面、匠が客に話しかけてもスルー、という場面もありました。
番組の最後に予算が表示されますが、「これだけの難工事でも、なんとか予算内に収まりました」という感動の押しつけにもうんざり。だいたい予算を数万円残したり、1%残すようなことが多かったことから、予算を後から設定していたのではないかという話もあります。
そして弁護士同様、「匠」になれるのは建築士1級や2級の人たちですが、物件によってその出来のレベルが違っていたのは、やはり資格さえ持っていれば何でも良いという証拠。かたっぱしから「匠やりませんか」と営業電話を掛けまくっていたという話もあります。要は「匠」にふさわしくない建築士もテレビに出られていたと言うこと。根本的なところで家のリフォームごときで匠を名乗るのはどうなのかという意見もあります。

ビフォーアフターは地上アナログ放送が主役の時代によく見ており、建物をリフォームするということはどういうことなのか、悩みを解決する問題解決能力、発想の転換などいろいろなことを学べた番組ではありますが、裏側を調べるとかなりブラックである事が判明。プレビュー終了後の家族団らんでは笑顔の場面がよく放映されますが、希望とは異なる住宅で作られた笑顔ほど意味の無いものはありません。

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