まだまだある!クロ現が取り上げなかったコンビニの裏側

他のテレビ局では絶対に言えないコンビニのタブーに、NHKの「クローズアップ現代」が切り込みました。
5回も放送延期して、ようやく本放送にこぎ着けました。

年間休日ゼロ
週に3日は徹夜勤務
年収290万円(月24万円)

この職業とは?!という切り込みで、実はコンビニオーナーなんです、という伝え方。
知らない人が見れば「えっ?」となるでしょうね。

前半では一般消費者にも伝わりやすいオーナーの現状の説明、後半では専門家を交えたスタジオトークや他のフランチャイズ被害の形です。
要は日本にもフランチャイズ規制法が必要だ、ということを唱えています。

コンビニ人間の作者を呼んでいますが、彼女は「コンビニ大好き」というような本を書いて受賞した作者。
なので、コンビニ批判の立場ではありません。
しかもアルバイトとして働いていただけでオーナー側の立場にはなく、FC契約の話は知らないんじゃないか、という話も出ています。
事実彼女も「オーナーさんは大変だと思います」「不慣れなオーナーは日々の業務に忙しそうで、長く続けているオーナーは店長を育てようとしていました」というような、表面的な受け答えしかしていません。

 

Q:「本当に丸一日休んだというのは?」
A:「ないです」

手取りがほとんど残らないこと、再契約は本部の自由な判断でできる、本部のシミュレーションはウソだった、ドミナント出店、労働委員会の決定、コンビニユニオンなど、一通りのことを取り上げてはいますが、真相には切り込んでいません(わざとでしょうね)
あくまでも一般受けするような内容にとどめています。
では、クロ現が取り上げなかった「コンビニの裏側」とは-

1.不透明な契約の実態
・売上金はオーナーのものなのに、本部に毎日全額送金
これは不適切な会計処理。しかも送金拒否すると契約解除
・レジ袋など消耗品の経費負担が、全てオーナー負担である事(月5~10万円程度)
本部の指示で商品を袋詰めしているのだから、その袋は当然本部のお金で購入できるはず
レシートや箸などの消耗品もホームセンターやネットで買った方が安いという噂も
・コーヒーマシン等本部提供什器が故障した場合、出張費や部品代を取るチェーンも
・原価のうちの本部利益など、詳細を開示しようとすると拒否される
・辞めようと思うと、チャージ数ヶ月分の違約金が必要なので辞めたくても辞められない
・大手チェーンでは24時間営業が契約書に組み込まれているため、勝手な変更ができない
「契約書」では7-23時でよいとされていても、「付属契約書」により24時間営業と書かれている
・本部から仕入れる原価が既に高く、スーパーから買った方が安い
原価に既にチャージが入っているのでは。チャージ二重取り疑惑
・コンビニは「現代のドカタ」「現代の3K」
低賃金で重労働。
日本人は集まらず、高校生等アルバイトのバックレ等が多く、即日退職も多く、アルバイトが定着しない現状
番組にあったように、オーナーが自ら出て人件費を抑制するパターンも
テスト期間、文化祭、年末年始、風邪、体調不良などといった事に対応できない
本部は「オーナーさんがシフトに入って下さい」しか言わず、人の手配はしない。本部社員は原則FC店のシフトには入らない
・そもそも契約期間が長期すぎること
・利益から廃棄原価が引かれる
これは本部からオーナーへの支払いを少なくするためのマジック
本来利益とは「原価」から「廃棄」を引き、それに基づきチャージが算出されるものであるが、コンビニ会計は違う
・本部からの圧力
やれ揚げ物やおにぎりの数が少ない、クモの巣を撤去しろ、テープ跡を撤去しろ、○○がほこりだから掃除しろ、トイレ換気扇の汚れを掃除しろ、床が汚い、プライスカードがない、傘立て出しっ放しなど、本質の業務と関係無い部分を指摘してくる
また同じ審査員でも機嫌が悪いとチェックが厳しくなったり、男店員よりも女店員の時の方が評価が高かったり、気に入らない店舗は極端に低い点数を付けて再契約を阻害するなどのひいきがある場合も
・新店舗物件紹介も本部に忠誠的なオーナーから優先的に紹介される
・SVがオーナーに恵方巻き等のノルマを課したり、発注提案書等で事実上の強要。ひどい場合は勝手に発注を入力する
労基法に無知なオーナーがバイトにもノルマやペナルティを課し、ツイッターで告発される例も頻発
本部は従来「加盟店の問題」として助け船は出してこなかったが、全国ニュースになりチェーンイメージが下がることを恐れ指導強化の方向に
・特に季節商品(クリスマスケーキ、クリスマスチキン、恵方巻き等)に関しては売れもしないのに「絶対売れる」などとオーナーを洗脳し、値引きしてもいいからと強気の発注を強要
毎週の新商品も「取ってないのはあなたの店だけです」などと脅し、特定商品の発注を強要

2.不衛生な実態
・トイレは24時間、一日何百回、何千回と使われる。清掃はほぼ皆無
・店外ゴミ箱は不衛生(最近設置しない店舗も増えてきている)
・店外に灰皿を設置しており、コンビニでの喫煙を推進している
・おでんは1日に1~2回しか取り替えていない
・揚げ物や中華まん、ドーナツ等のトングは1日1回しか洗わない(落とした場合等を除く)
・揚げ物を揚げる鍋、揚げ物を置く金属網やトレーは1日1回しか洗わない
・食洗機などは使用せず、全て店員が手洗い。洗剤は使用するが、スポンジは数ヶ月使い回し
・ハエが店内に入るのに、売上アップのためなどとして、おでん什器のふたを開ける不衛生な方法を本部が指導
・虫が店内に入っても、なるべく殺虫剤を使用しないよう本部が指導
・人員不足のため賞味期限チェックもままならず、おにぎりやパンはレジで弾かれるものの、菓子や調味料などは期限切れでもレジが通ってしまう
・揚げ物に使う油は、「2日に1回交換」などと定められているが、店によっては守っておらず、真っ黒の油で揚げている店もある
油の品質が担保されておらず、消費者が確認する方法もない
揚げ物は一度工場で揚げられた物が冷凍され店舗に届くが、工場で揚げた油の品質も不明
・揚げ物等店内調理品は7~8時間保温させ、その後は廃棄するのがマニュアルであるが、必ずしもその時間に廃棄されるとは限らない
従業員の裁量に任されており、忙しかったなどの理由で「揚げた時間」が書かれていない場合、廃棄することもできない
・トイレ掃除した手でたばこのカートンを補充し、小銭を触った手で商品を品出しするなど、ハンドソープで手を洗うとはいえ、人手不足の影響で役割分担ができておらず、衛生的とは言えない

単なるコンビニ批判ではなく、バランスを取った番組にしたかったんでしょうが、次回は徹底的にコンビニを叩いてほしいと願います。

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