スマホのスペックが上がり続ける9つの理由

ガラケーのスペックは、5年を区切りにすれば、それほど大きくは変化していません。

しかし、スマホは、半年のモデルチェンジおきに、必ずスペック上昇が繰り返されています。
スペックとは、液晶の大きさやメモリ容量、バッテリー容量、CPU・GPU処理能力などのことを総合的に示した言葉です。

スペックは良いから値段下げてくれ、もう進歩なんてよくない?という人がいるのも事実。
なぜスマホのスペックを上げ続けなければいけないのか、以下に理由をまとめました。

1.端末に魅力がなくなる
単なる前のモデルとデザインを変えただけですとなると、「じゃあどこを変えたの?」となる。
「前機種比○○%向上」などと数字で訴えることで、機種変更ユーザーにも訴えることが可能になる

2.大容量の情報処理
ガラケー時代はメール件数1,000件など制限があったが、
LINEなどのように、無制限にトークを保存し、友だちも無制限に追加でき、端末が壊れない限りはそれを永久に保存できるようになった
さらにその無制限のトークを開き、検索するなどの高度なスペックが求められるようになった
友だち一人当たり1MBとすると、1,000人いればLINEだけで1GBに到達する

3.大容量のコンテンツの送受信
ガラケー時代はYouTubeでは圧縮された映像しか見れず、ニコニコ動画もFlash対応機種のみでポチポチしないと見れないなど制限があったが
スマホでは、HD映像や4K映像も見ることができるようになり、リアルタイムでコマ落ちなく表現しなければならなくなった

4.高速通信
従量制が当たり前で文字のやりとりが中心だった2G、定額制が導入され画像や着うたなど、ガラケーが普及した3G、前述した4K映像の送受信にも対応できる4G、など時代と共に求められる情報量が増えてきているわけだが、それとともに、高速通信技術が不可欠になっている
通信する容量と比例して、通信する速度も上がっている
また高速通信技術をフルに発揮するために、総合的な端末のスペックを上げる必要が出てきている
通信会社も「速く通信ができます」などといって端末の乗り換えを促進させる理由付けになる

5.バッテリー消費が激しい
より高速で、より省電力なチップを開発し続けなければならないのはチップ屋の宿命であるが、面積当たりの容量など、バッテリー技術は大きくは進歩していない
そこで、ソフト面の制御でバッテリーの寿命を延ばすという方法が考案されている
また上述のような高度な情報のやりとりにおいては、ファイルサイズが大きくなるほど通信に時間がかかり、また高速通信をすればするほどチップの処理能力が必要となるため、バッテリー消費は増える。その分を、シュリンクで省電力チップにすることで抑えるという動きがありますが、ピーク時消費は大きく減っているわけではない

6.アプリ内動画広告の普及
一部のアプリでは、サービスを無料で提供する代わりに、広告を表示するアプリが増えている
他に本業を持っていて副業でアプリを作っている会社は広告を表示しないが、個人で運営している場合は時間や設備投資が必要なため、広告で回収というビジネスモデルが一般的だからである
最近増えてきているのが、画像やテキストの広告だけではなく、画面全体で動画を表示するタイプの広告。
これらの動画の表示には、チップの処理能力を必要とするため、スムーズな動作のためにはスペックを上げる必要がある

7.並行同時処理への対応
メールを書きながら音楽を聴く、などといったガラケーが実現していた機能を、スマホで実現させる動きが増えてきている
また、今まで別個の機器で対応していたものを、全てスマホに統合し、スマホで何でもできるという動きもある。(音楽プレーヤーをスマホに統合、デジカメの機能を統合、などなど)
あれもできますこれもできますという時代から、できて当たり前という時代に変わりつつあるが、それらを含めても快適に使える端末設計が求められている

8.バックグラウンドで通信・処理するアプリへの対応
アプリの多くは、ユーザーが使っていない間も、無断で通信している
ガラケー時代は、メールと電話の待ち受けのみだったので、待ち受けだけであれば一週間持つのが当たり前だったが、スマホではアプリに自由な通信を許可しているため、そうはいかない
これらのアプリが通信することを前提で、快適に使えるバッテリー容量をメーカーは選択している

9.他社との競争
誰かが上げたらウチも上げる、という具合に、他社機種との競合がスペック上昇を後押しさせている側面は否めない
自動車やパソコン、家電などと一緒で、数字で比べられる部分は比較しやすいから。
例えばバッテリー容量の単位はmAhですが、これは単純に「容量が大きいほどバッテリーが長持ちします」と一般層にも理解しやすい。
爆発しない範囲で、いかに限られた容量でmAhを確保するかは、各社の命題

 

要は、皆様の想像を超えた、更に便利で高度な時代にするために、スマホの高スペック化が推し進められている状況というわけです。
スマホは高い!という人がいますが、当たり前です。今ではスマホはパソコンと同じぐらいのスペックを持っているからです。ただ日本ではISP契約など専門知識が必要なパソコンがあまり普及せず、代わりに買ってすぐ使えるスマホがキャリアの後押しで普及しただけのことで、高い値段には高いなりの理由があるということの理解が必要かと思われます。
ただキャリア主導で勝手に回線を高速化し、毎月の料金を勝手に値上げし、7GB制限などわけのわからないことを言い出すことには反対ですが。やはり日本でも回線と端末の分離が必要ですが、大手三社の利権があるため(役人達も携帯が使えなくなる)、政府はあまり動いていないのが現状です。

日本人は保守的な人が多く、今でもガラケーが売れていたり、ガラケーに回帰しようぜという動きもあるようですが、
今はスマホは当たり前で、2年で買い換えるのも当たり前。え、今じゃ2年は長い?1年ぐらいですかね。
スマホを知らない人は、スマホに機種変して、時代の波を感じてみるのも良いかもしれません。

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