ツイッター全盛期!炎上CMに思うこと

「また炎上か」
近年スマホ、ツイッターの普及で個人の意見が大々的に広まるようになり、10年前とは情報が広まるスピードが格段に速くなった。
今までは2ちゃんねるでふふーんなんて言っていたことも、今では次の日にはワイドショーに出てくる時代だ。
テレビもツイッター等のネット媒体を情報源にしないと視聴率が取れないので、そうしているのが実態だ。
テレビや新聞、雑誌が後追い報道することで、より火は燃え広がり、炎上と化し、炎上元は速やかな鎮火が求められる。

近年ある炎上事例としては、
男女差別(特に女性軽視)・下ネタ・くさや・楽器の衝突・不貞や不倫・SMAP謝罪会見・ワンオペ育児・旧態依然の考えの押しつけ
があるが、
消費者の中ではテレビとは「クリーンなもの」というイメージがある。
テレビ番組の規制が厳しいことからも明らかなように、テレビCMにも同じレベルを求める。よって考えの押しつけやセクハラやパワハラに類するCMは一発で炎上となり、退場を余儀なくされる。対象はテレビCMだけではなく、都道府県や大手企業が「養って」などとYouTubeにアップしただけでも攻撃対象となることがある。
またツイッターには楽器経験者等の専門家気取り(?)もごろごろいる。一般層からすれば理解できないことも、専門家がNOといえば炎上し、一気に燃え上がる。
トリビアの泉のようなテレビ番組は、瞬時に情報を共有できる媒体「ツイッター」がなかったから成り立っていたに違いない。今ならティッシュをピストルで撃ち抜く回だって商品の無駄遣いだと苦情が殺到して一発終了だろう。あの時期(2006年)でのレギュラー終了は正しい判断だった。

炎上を狙っているのではないかという報道も一部あるが、短期的には成功しても、CMとは商品を買ってもらうための宣伝ツールであるから、わざわざ信頼を失墜しては会社の存続にも関わる。そんなことをリスクを負ってまでする企業は少ないだろう。
ほとんどのCMが炎上を狙ったわけではなく女性社員へのヒアリング不足や法律専門家へのヒアリング不足、つまり準備不足が露呈しただけの問題である。
そして今の時代、一度炎上するとネットに残る。ネットの情報は永遠に残り、検索すれば一発で出てきて、どの企業がどんなことで炎上したかまで参照できる。たった1回、ではなく1回でも致命傷になることがあるのだ。

炎上するCMとしないCMは何が違うのか。
YouTubeなどのWebCMは自分から見にいっている物であるが、TVCMは番組の合間に無理矢理放送されて逃げることができず、視聴者は不快な気分になっている。もともとイライラがたまっているわけである。
その上で不快なCMを流すと、そりゃ爆発しますよねと言う話。制作側やテレビ局がOKといっても、その先の視聴者の感情までは考えていないことが多い。
またツイッターのユーザー層の変化もある。従来の10~20代にかわり、格安SIMの影響か30代がツイッターを使っているというのだ。ツイッター社はアプリを改良し、つぶやかなくても気軽に使えるアプリにしたようだが、それとCMのユーザー層がもろかぶりしてしまい、爆発する。
たしかに従来なら年齢層が10~20代だから「ワンオペ育児」といっても「ふーん」というところだが、これが30代にあたると話は変わってくる。
対策としては、「ユーザー層をツイッターとずらす」「専門家の意見を聞く」「女性の意見を聞く」「コンプラ遵守」といったところだろうか。
作り手も他に埋もれないようにアグレッシブなことをしたいのは理解できるが、アグレッシブと炎上は紙一重だ。決して一線は超えないようにしてもらいたい。型にはまったフォーマットの中で、アグレッシブなことをすればよい。

ツイッターは全世界で分速347,000ツイート(2015年現在)されている強力な拡散ツールであり、ツイッター内の日本ユーザー率は1割を占め高い分類となっている。決して無視できない場所であり、ツイッターで認められないものは世の中に通用しないと思った方がよい。
私からすれば「今日もCMが炎上」というニュースは聞きたくないので、ちゃんとしたものを作って欲しいということである。そういう私は今はツイッターから離れ、人生に余裕ができている。

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