世田谷のファミマドンキ実験店に行ってみた

ドンキとの協業対象となった実験店舗は3店舗あるが、今回はファミリーマート世田谷鎌田一丁目店(世田谷区蒲田3-2-16、電話:03-5727-0587)にお邪魔した。
 

まずは立地環境から述べていこう。
住宅地立地で、隣には厨房付きのローソン、歩いて1分でドラッグストア、歩いて2分でスーパーという便利ではあるがコンビニにとっては厳しい立地だ。故に直営店であり今回の実験対象に選ばれたのにもうなづける。マンション一体構造となっており、マンションの一階がコンビニという都心ではよくあるスタイルだ。


店に入る前に驚愕するのが、外でティッシュやトイレットペーパーなどを売っている点だ。旗でドンキ併設店であることを強くアピールしているので納得の上ではあるが、ドラッグストアやドンキでは当たり前だがコンビニでは極めて珍しい。



さて肝心の店内だが、報道に出ているような露骨なドンキ感はオープンから数か月経ち、おとなしく抑えられてきているようだ。とはいえまるでコンビニとは思えない品ぞろえで天井まで商品が積み上げられている。飲料、アイス、チルド飲料、弁当、パンはファミマの商品がほとんどで容易に想像がつくので写真は省略するが、日用品に関してはドンキの強みである圧縮陳列などのノウハウを取り入れているようだ。ただ両者が完全に仲良くなった印象ではなく、放送のスピーカーも半分に分けており、それぞれの売り場をそれぞれで作っている印象を受けた。(特にファミマ側が自社でやってきたプライドが強くドンキのノウハウには懐疑的)
トイレに行くまでの動線もびっしりと商品が置かれているが、万引きなどされないかが心配だ。


飲料はファミマと大きくは変わらないと述べたが、ところどころドンキの飲料を仕入れていて格安で販売している。とはいえごく一部なので、やはり売りすぎるとコンビニの飲料全体の売り上げが下がる(飲料はコンビニの大きな収益源)のでそこは警戒しているようだ。


最後に雑誌コーナーが見当たらないと思う人もいるかもしれないが、コミックは廃止し、売れる雑誌のみをレジ前に配置している。レジ前に配置することで物理的に立ち読みできないようになっている。最近コンビニの雑誌はほとんど売れず、多く入荷してはその分返本の繰り返しであるので、売れない商材を廃止する選択は正しいだろう。

深夜でも30分に一人程度の来客はあり、自転車や徒歩で来店する客が多い印象だ。ただ見に来る客は多いもののドンキ商品を買う客は少ないようでまだコンビニはコンビニというイメージになっているようだ。それから「はけん」の文字が目についた。人権的にも問題があるのではけんであっても通常の名字にしてあげるほうがよいだろう。
課題は多いものの、スーパーやドラッグストアが近い店の場合はこのようにドンキ流を取り入れて太刀打ちしていく作戦も有効かと思われる。あとは両社がもっと仲良くなってもっとスムーズにファミマの商品、ドンキの商品を手に取れるようになると良いだろう。

セブン「ありがとうおでん」とは

セブンのありがとうおでんという販促ボードを目にした方も多いだろう。
あのボードは、何が言いたいのか意味不明な側面がある。
・おでんは本部的に儲かるからありがとう?
・純粋に買ってくれてありがとう?
・おでんは栄養価が高く健康にいいからありがとう?
などなど、簡単に理由が想像しづらい。このような理由の想像しづらい販促物は販促物としての意味をなしていないと考える。おでんのおいしさをアピールしているわけでもないのでなおさら消化不良感が残る。

セブンの販促ボードは最近特定の施策等を宣伝せず1か月程度の交換になっているようだが、前回もアプリに誘導するようなボード、今回も交通系マネー云々と歯ごたえの悪い販促物である。有能な販促物担当者が退職したのか、はてまた他社に引っこ抜かれたのかは不明だが、セブンの販促の質が落ちているのは確かだろう。
コンビニの競争が激化し客単価が落ちているといわれる現在、どのような販促が効果的なのか、攻めから受けに変えるのか、あるいは販促をすべて廃止しようとしているのか。セブンの販促の方向性に注目したい。

#9110とは何なのか 電話して気づいたリアル実態

#9110とは「生活の安全に対する不安や悩みをご相談下さい」とあるが、これは実際は各都道府県の警察につながる。悩み相談よりは固い感じなので、悩み相談と思って電話すると痛い目に合うので注意。110番では男性が出るが、#9110では多くの場合女性が出るという違いがある。

女性が出ると言っても、親切丁寧、コンシェルジュと思ってはいけない。電話に出るのは現役警察官か元警察官であり、警察としての対応になることを誤解してはいけない。警察で対応できないことは他の部署にたらい回しになるのはお役所仕事である。
近所の子どもが公道でボールで遊んでいると#9110に電話したことがあるが、「子どもに直接注意できないのですか?」「当人同士で話し合いはできないのですか?」などなるべく仕事したくないオーラを出してくる。何度か押し問答になり「派出所に注意してもらいます」ということになったが、Webページで政府や自治体が宣伝している内容とはかなりの差があると感じた。政府や自治体のWebページ担当者はまず自分が#9110に電話してから内容を記述すべきだ。まぁ自治体のWebページは全て上司の決裁がないと掲載できないので下手なことは書けないのが実態かもしれないが。

110番は通話料無料だが、#9110は通話料有料という違いもある。
まとめると、緊急性のある内容は110番、緊急性の無い内容は#9110ということになる。ただどちらかというと不審者や高額請求、詐欺など自分の身の不安を扱うようなもので、お悩み相談、愚痴聞き、恋愛相談を受け付けている番号ではないので誤解のないようにしてもらいたい。